超甘口 久しぶりに貴腐ワインを買ってみたよ

食べ物のこと

皆さんは貴腐(きふ)ワインというものをご存じでしょうか。

貴腐ではなく貴婦人の貴婦ではないのか?と思われるかもしれませんが、はい、貴腐で間違いございません。

ワインはブドウから作られるのはご存じだと思いますが、一部カビ菌に感染する種のブドウがあるらしく、感染することによりものすごく糖度が高まり、芳香を帯びるらしいのです。

その貴腐ブドウで造られたワインを貴腐ワインと言うそうです。

私が貴腐ワインを知ったのはかれこれ10年以上前、ホリエモンさんが書かれた「拝金」という著書を読んだときに遡ります。

それがこちらです。漫画ではなく活字の文庫本です。

https://amzn.to/47T6wyr

 

低年収でフリーターの主人公がキッカケ(ホリエモン)と出会い、その後IT長者の大金持ちに成り上がるも、まるでホリエモンのように凋落していくという、ノンフィクションのようでフィクションなお話しです。

その間、主人公はいっとき大金持ちになるのですが、そこで出会うワインが貴腐ワインの最高峰、シャトー・ディケムなのです。

Amazonにも売っていますが、ハーフボトルでこのお値段です。

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主人公がシャトー・ディケムを口にしたとき、その美味しさに驚いたわけなのですが、実はそれを読んで私もシャトー・ディケムを衝動買いしてしまいました。

(どういう表現だったのかはネタバレになるので割愛させていただきますが、心が惹かれたのは間違いありません)

そのシャトー・ディケム、私は10年目の結婚記念日のお祝いも兼ねて買いましたが、フルボトルで1本8万円くらいしました(ヴィンテージは忘れました)

分類上は白ワインですが、白ワインのような取っつきにくさはなく、まるで蜜のように甘い、超甘口のワインでした。

見た目は黄金の液体で、味わいに厭味なところはまるでなく、純粋に甘美な液体に仕上がっており、こんな飲み物があったのだと驚きました

貴腐ワインはデザートワインと言われ、食後に飲むらしいのですが、嫁との乾杯を皮切りにチビチビ飲んでいたらいつの間にか無くなっていました。

また飲みたいと思いましたが、さすがにシャトー・ディケムはもう買えないです。

しかし調べてみると、安価な貴腐ワインでシャトー・リューセックというのがあるらしい。

なんか偽物酒にありがちな胡散臭そうな名前ですが、実はそのシャトー・リューセックは、シャトー・ディケムの畑から徒歩圏内にあり、実はなかなかの名門らしいのです。

これがシャトーリューセック。安っ!フルボトルで当たり年と言われる2009年でこのお値段です。

シャトー リューセック 2009 750ml 貴腐ワイン ソーテルヌ 格付1級
リューセックの2009年物が限定入荷! ワインアヴォドゲイドの評論家ニール・マーテイン氏が最新版で97点を付けました! 近年、リューセックは絶好調です! 価格も上昇傾向にありますので今のうちに確保したいですね! 是非この機会に確保下さい! <WAポイント 最新版で97点> レビュアー:ニール・マーティン 2010年のリ...

 

もちろん買って飲みましたが、しっかりと超甘口の貴腐ワインでした。ちょっと雑味があるかな~程度で、バカ舌の私にはほとんどわかりません。

それが10年前の話です。

そろそろまた貴腐ワインが飲みたくなってきました。

当然ディケムは無理なのでまたリューセックを買おうかなと思って調べていたら、なんとそのシャトーリューセックにセカンドワイン(B級品)があるそうなのです。

その名も、カルム・ド・リューセック!

さらに胡散臭さが増しましたが、今回はそれを買ってみることにしましょう。

 

2017年が当たり年かどうかは定かではありませんが、フルボトルでこの価格です。この価格差はなんでしょうね。

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私の株の成績?

フッ、ご想像のとおりですよ。

セカンドワインを物色してる時点で察してください。

 

注文したら翌日に届きました。購入したのはカルム・ド・リューセック2018年のハーフボトルです。飲むのは私だけですし、チビチビ飲むならハーフで十分です。

ヴィンテージによると思いますが、私が見たディケムよりは薄い印象です。

チビチビ飲むために養命酒の器に入れて飲みます。トクトクトク・・わずかにとろっとした粘性を感じます。それではいただきましょう。

うーん、美味しいです。ワインらしい風味である苦み渋みが感じられるものの、蜜のように甘くこれはこれで十分アリだと思います。やっぱりフルボトルにすればよかったかな。

とはいえ、やはりシャトーディケムには及びませんね。

ディケムは私が苦手とする白ワインの苦み・渋み・雑味が取り除かれたような白ワインとは全く別の飲み物でした。

表現するならば、本当に甘く、雑味がなくまろやかで、完璧に磨き上げられた球体のよう。(神の雫の受け売りではなく、本当にそう思いました)

それに比べるとカルムドやリューセックはやっぱり白ワインの延長線なのです。

 

とはいえ貴腐ワインには変わらないので満足しています。

しばらくチビチビ楽しむつもりです。

ときに、以前下記記事でワインに入門した私ですが、赤ワインに含まれるタンニンが便秘を引き起こすようで、最近少しお休みしています。そのせいもあり白ワインにしたいうことです。

今回の記事は以上になります。

ご覧下さりありがとうございました。

ホリエモンの本は好き嫌いあると思いますが、これは啓発本ではなく物語なので、面白いと思います。Amazon評価もいいのでお勧めです。ぜひこれを読んで貴腐ワイン試してみてください。

Bitly


  

カルム・ド・リューセックのフルボトルです。安価に貴腐ワインを楽しめます。

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ちなみに、このソーテルヌ地方の貴腐ワインの当たり年は、

1959年、1967年、1971年、1975年、1983年、1988年、1989年、1990年、1994年、1998年、2001年、2005年、2009年、2011年、2015年

だそうです。ご参考までに。

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