原田屋行徳店で入門者向けのワインを聞いてみた

食べ物のこと

皆さまは、神の雫という漫画を読んだことがあるでしょうか。

私は最近になって初めて読みました。

ワインを題材にした漫画なのですが、これ、かなり面白いです。

 

簡単にあらすじをご紹介すると、主人公の男性とその同僚の女性がペアになり、身の回りで起きる他人のめちゃくちゃ個人的ないざこざをことごとくワインで解決していくというお話しです。

主人公ペアは職場の同僚なのにいつも一緒で、完全に周囲からも公認の仲なのに、その二人の仲を引き裂き、自分のモノにしようと寄ってくるお邪魔虫が幾度となく出現するも、それらを際どくかわしながら、今にもくっつきそうでくっつかない関係をズルズル続けるという、どこかで見たような展開が見られます。

また主人公は蓋を開けてみると実は超有名人の息子さんであり、かつ争う好敵手とは骨肉の関係。極め付けは、見た目は浮浪者なのに巨匠という意味不明な白髪のジジイが主人公の身近に存在し、厭味を言いつつもちょくちょくお節介を焼くという、我々の人間社会ではまずお目にかかることのないその設定。

お・・おぉ・・おお・・・、まるで美味○んぼを見せられているかのようです。

 

そして話がかなり進んだ中盤から終盤期に、前触れもなく急に乱入して主人公の女を奪おうと間に割って入ろうとする、イケメンでプレイボーイなのに、なぜかギャグ調な金髪外人の登場。

お・・おぉ・・おお・・・、これもまたシティーハ○ターを見ているようでもあります。

神の雫の作者は明らかにこれらの作品を意識しているのではと思いますが、皆さんはこのワイン(作品)、どう表現されるでしょうか?

 

神の雫はAmazonでご試飲(試し読み)できます。よろしければご賞味ください。

 

前振りが長くて申し訳ありませんが、つまり私はこの漫画をシャトー・モン・ペラの如く気に入りました。

そして今すぐにでもワイン🍷が飲みたくなりました。

 

しかし、私はワインを美味しいと感じたことがないのです。

飲んだ瞬間「が・ぎ・ぐ・げ・ご」です。←私なりの渋みと苦みの表現です

そもそもブドウから作ったものがなぜ甘くないのか不思議でなりません。

 

しかし、この漫画を見てしまっては後に引けない。

勇気を出して再トライ、アタックすることにしました。

これだけ多くの人々を魅了しているワイン、理解できない原因は私にあるのは明らかですから。

 

ワインを買いに行ったのが行徳にある原田屋さん。ここはワインソムリエがいると噂です。

 

イオンでもよかったのですが、やっぱり誰か聞ける人がいる方がいいですよね。

ちなみに後で気付きましたが、妙典にあるリカージャック富浜店も原田屋さんらしいです。

 

店内に入ると右手がワインコーナーで、奥と左側が日本酒や焼酎。

こじんまりとしたお店ですが、ラベル1つ1つに説明が書いてあり、とてもいい印象です。

 

私が入ったときは店員さんが2人いました。

どっちがソムリエだ?

 

しかしどちらもオジサンです。

片側はどう見てもワインというよりも日本酒が似合うのんべえ風のおじさん、もう片側は若干あか抜けた感じがほのかに香る、もしかしたらワインを嗜んでいるのかもしれない的な風貌のおじさんです。

よし、一か八か後者にしよう。←けっこう雑

 

私「すみません、入門者向けのワインってありませんか」

おじさん「家用のワイン?」

私「いやいや、入門、初心者用のワインです。初めてなもんで」

 

いきなり喰らった先制パンチで若干嫌な予感はよぎりましたが、話は通じたみたいです。

 

私「よろしくお願いします。ワインあまり美味しいと思ったことがないので

するとそのおじさんは、なんだとこの野郎、誰の店に来てそんなことをぬかしやがるんだ、ワインが美味しくないなんてお前の舌がどうかしてるんだよ的な微笑を浮かべながら、ワインコーナーの一角に案内してくれました。

危うく地雷を踏むとこでしたが、どうやらこの人がワインソムリエで間違いなさそうです。

 

選んでくれた入門用のワインがこちら。 FANTINIのCollectionというワイン。もちろん赤です。

 

ソムリエ「苦みや渋みがほとんど無く、冷やして飲むと美味しいですよ~

とのこと。

最初棚にあるビンを取ってくれたが、冷蔵しているものがあるのを思い出したようで、それを持ってきてくれました。

そういう心遣いは有り難いですね。ソムリエさんグッジョブです。

神の雫の愛読者の私的には、飲むときはデキャンタージュして下さいと言われることを密かに望んでいましたが、普通にグラスに注いで飲んでくださいとのこと。

私の華麗かつ大胆なデキャンタ―ジュが見せられなくて残念です。

 

マリアージュするかわかりませんが、先日髙島屋に行ったときに買った燻しベーコンがありました。たまたま買ったのですが、ナイスタイミングでした。

 

ベーコンをカットし、グラスにワインを注ぎます。嫁も赤ワインは苦手のよう。はたして美味しいと感じるのでしょうか。

 

はやるはやる気持ちを抑えきれず、その液体を電球の光に透かす。比較対象がないので何とも言えませんが、透けることもない濃い紫色のようです。

 

うん、非常に飲みやすいです。苦味は全くなく、後味にワイン特有の渋みが微かに残る程度。香りは・・まぁ普通にブドウの皮とアルコールって感じでしょうか。とりあえず感想は飲みやすい赤ワインといった感じで、雫君のような表現は浮かんできません。

 

なので後日原田屋さんでこちらを入手しました。神の雫に出てきたワイン、カサーレ ヴェッキオ モンテプルチャーノ ダブルッツォ。なんかジョジョの5部に出てきそうな名前です。

 

神咲雫「このワイン好きですよ、俺」

雫くん、いつも数ページ使って表現するのにこのワインはそんだけ。

神の雫に掲載のワインという名目ながら、いとも簡単に入手できたこともあり、あんまり美味しくないのかなという先入観が先にくる。

 

飲んだ感想は、最初から後味までクッキリした感じで、色も濃いかな。

香りはあまり感じないけど、やっぱりブドウの皮の香り。

甘さはなく、風景も感じない、典型的な赤ワインの味かなと思いました。

私、鼻はいいほうなのですが、まだまだ修行が足らないようです。

 

調子に乗ってスーパーで1,000円以下で買えるコスパが良いワインと某HPにあったワイン、イエローテイル シラーズも試してみました。

 

なんか果実のような香りがします。

こういうのをフルーティーって言うのでしょうか、ワインを香って初めて果実感を感じました。

そういうワインに出会ったのか、1つ私のレベルが上がったのか。

しかし、何かに形容できる域に達するにはまだまだのようです。

味は少し薄くて飲みやすいといった感じです。

 

といった感じで立て続けに3本飲んでみました。

ここ最近はワインが飲みたくて飲みたくて仕方がありません。

先日もイタリアワインを堪能しようと思ってサイゼリヤに行きましたが、緊急事態宣言なのでアルコール類は提供できませんと無下に断られて悶々としました。

これはもしかして、私がワインが好きになったのではなく、単なるアル中なのか・・・。

そういうワインのアルコール度数は14度と、いま問題になっているストロング系酎ハイの9度を遥かに上回るのです。

ああ、おそロシア。

 

ですが、これだけ世界中の人達を魅了しているワインという飲み物、知らないと言うのは損だと思いました。さぁ、皆さんもワインの世界に飛び込んでみませんか。

 

原田屋ではカサーレ ヴェッキオは税込2,400円くらいしたので、Amazonのほうが若干安い感じです。

神の雫の第一巻に出てくるリシュブール。いつか飲んでみたいです。

コレクションは楽天に売っていました。

 

 

ワイングラスは「が・ぎ・ぐ・げ・ご」の時に買っていたのです。案外安く買えるので一家に1台、備えあれば憂いなしですね。

 

といった感じで今回の記事は以上になります。

ご覧くださりありがとうございました。

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