皆さまは「通販生活」をご存知でしょうか。
カタログハウスという会社が運営しているカタログ販売のことです。
これですね。テレビCMもやっているので、一度は聞いたことがあると思います。
その中で、ピカイチという特集がたまにあります。
通販生活はカタログ販売なので、カタログ上でいろんな商品を販売するのが目的です。
その中で、国内国外メーカーを問わず、これだというものを1つだけオヌヌメする特集のことをピカイチと言います。
例えば、ミシンのピカイチ、オイルヒーターのピカイチ、加湿器のピカイチ、ラジオのピカイチ、ハンガーのピカイチなどなど・・。
カラーのカタログで、商品の特徴だけでなく使用者の感想を載せて、とても見やすく表示しています。
我が家はひと昔前、およそ10年以上前からこれにハマっています。
今日までに通販生活で買った商品は数多く、
- オイルヒーター(イタリア・デロンギ製)
- 加湿器(スイス・ボネコ製)
- メディカル枕 6個(イタリア・ファベ社製)
- 山崎範夫の電子ミシン(日本・アックスヤマザキ製)
- 山崎範夫のスチームアイロン(日本製)
- 山澤治夫のアイロン台(日本製)
- バーミックスミキサー(スイスESGE社)
- 充電式掃除機(日本・マキタ製)
- い草マット(日本・外間元定、照屋守和の沖縄ビーグ敷き)
- ヤコフォーム革靴 4足(ドイツ・ヤコフォーム製)
- パンプス(日本製・プラチナステージ?)
- シーガルフォー浄水器(米国・ゼネラルエコロジー社製)
- 自然素材のど飴(日本・大文字飴本舗)
- 遮熱ナノ日傘(日本・日蔭だまり)
- ブローチ付ギャルソン長財布
- 冬用靴下(ギロファ)
- 中華鍋(詳細不明)
- 鞄(詳細不明)
- 化粧品(詳細不明)
- 衣類(詳細不明)
覚えているだけでもこれくらいあります。
さすがにピカイチと称するだけあって良いものがほとんどです。
デロンギのオイルヒーターは寝室をいい感じに温めてくれました。
ボネコの加湿器も数年前に故障して手放しましたがいい感じでした。
シーガルフォーの浄水器のおかげで健康的に生水を飲め、コーヒーも美味しく頂けました。
アイロン台もミシンもいまだに使っていますし修理にも出すほど愛用しています。
マキタの掃除機は今では有名になりホームセンターでも売っていますが、世に知られたのは通販生活のおかげですし、私はその当時から愛用しています。
お値段はそこそこ張りますが、気に入らなかったものはほとんど無かったと思います。
修理や付属品の交換や買い替えなども合わせると、50万円以上は使っているはずです。
この中で特に愛してやまないのが、表題にもあった「メディカル枕」という枕。
これがメディカル枕の実物です。枕カバーは外してあります。2回ほど買い替えましたが、現在だいぶ朽ち果ててきました。
こんな形にウレタンが入っており、いい感じに首元にフィットします。そのフィット感が絶妙で快適な寝心地を提供してくれます。
この枕は洗濯ができないので、枕カバーをしていても汗や皮脂で汚れます。
表示を見ると、中芯にウレタン、中綿にポリエステルを使っています。メーカーはイタリアのファベ社というところ。
このウレタンや綿は5年~7年でへたり始めるそうなので買い替えが必要になります。
確かにここのところ、枕のシックリ感が悪いなと思っていたのです。
そんなときに通販生活からこんな紙がきました。メディカル枕についての案内のようです。
このDMだけの「1,080円割引」の特別価格でぜひ、買い替えませんか。とのこと。
なん・・だと・・
我が家は子供達も含めて家族4人ともメディカル枕を使用しているのです。
約1万ほどする枕なので、1,080円X4個だと4,320円ほど助かる。
この申し出は悪くない話だと思う。
だが断る
残念だ、至極残念。
私は知ってしまったのです。
お前達が偏った思想を我々に植え付けようと誌面でプロパガンダ活動をしているのを。
通販生活を頼むと購入額によっては定期的に無料でカタログを送ってくるのですが、少し前から違和感を感じていました。
いつ頃からか通販生活が誌面で政治的主張を展開するようになってきたのです。
原発は国民投票で決めませんか?と書いてあります。
なぜ通販雑誌がそんなことを主張するのでしょうか。
日本は民主主義国家であり、選挙で代議士という代表者を選んで物事が決まっているはず。
それなのに国民投票で決めるべきだと。
意味が解らない。
国民投票は1つの物事を国民全員で決めようというのだから公平だと言いたいのかもしれない。
しかし、それなら原発再稼働はおかしいと一方的に主張するのは公平性を欠いていないだろうか。
原発反対派が通常選挙じゃ勝てないから、国民投票なら勝てるかもと駄々をこねているようにしか聞こえない。
単純に、東日本大震災における福島第一原発の事故のせいで大変なことになっているのだから、原発再稼働は止めた方がいいのはもちろん解ります。
私も原発は反対です。
だけど、原発賛成の人もいるし、その恩恵をいままで享受してきたわけだから、一概に原発が悪とも言えません。
どちらも言い分があると思います。
だから、普通ならばこういった話題は控えるべきだと思います。
よくある政治を持ち込むなというやつですね。
音楽でも芸術でもスポーツでも企業でも政治的主張や政治的活動は良くないと言われているはずです。
ところが困ったことに、最近の通販生活は終始こんな感じでねじ込んでくるのです。
一番有名なのはこれ。自民党支持の読者の皆さん今回ばかりは野党に一票考えていただけませんか。
私の家にも届きましたが、これはいくらなんでもと思いました。
表紙だけでなく、中身の前半部分まで政治的主張に満ちています。
確かこの頃は、安保法案を戦争法案だとか強行採決だとか言って、やたら安倍政権を批判する人達が多かった時期です。
「安倍政権が戦争法案を強行採決して戦争が起きる、アメリカの戦争に駆り出される、徴兵制になる、安倍政権の暴走を阻止しないといけない」
だから野党に票を入れてほしいという主張。
おいおい、安倍政権の暴走よりも、お前たちの勘違いの暴走も大概にしておいたほうがいいぞ。
あなた達は平和を願って戦争回避を訴えているのかもしれないが、安倍政権も方向性は違えど、戦争回避に向けて安保法案を成立させたという見方がどうしてできないのだろうか。
戦争法案とレッテルが貼られた法律が成立してもう3年が経過しますが、暴走してるのはトランプだけ。
戦争も徴兵も起きていませんよ?
この世の中には、右と左という思想が確かに存在するし、どっちが良いとも言えないです。
両者とも着地点は「日本のため」、もしくは「自分のため」を思っているからです。
あえて性善説で言うならば、最終地点は同じだけど、辿り着くためのアプローチの違いが右と左に分かれているだけだと思っています。
左系で有名なのは朝日新聞だが、朝日新聞の読者はそうだと解って購読している。
右系で有名なのは産経新聞だが、産経新聞の読者はそうだと解って購読している。
それはそれで構わない。
しかし「カタログハウス」は通販雑誌でしょう。
反対側の主観を持った人間が通販生活を手に取ることを想像できないのか。
反対側の主観を持った人間が見たらどういう反応を示すか考えられないのだろうか。
私はそう思うのです。
当然この話は問題になりました。
メディアでも取り上げられました。
一部の許容できない人間は、通販雑誌が政治主張をするとは何事だ、通販生活は左翼だと非難しました。
するとカタログハウスは、
「戦争、まっぴら御免。原発、まっぴら御免。言論圧力、まっぴら御免。沖縄差別、まっぴら御免。通販生活の政治的主張は、ざっとこんなところですが、こんな『まっぴら』を左翼だとおっしゃるなら、左翼でけっこうです」
と反論。
ざっとこんなところと言っていますが、あなた方はそれ以上のことやっていませんか。
民主主義で決まったことを紙面を使って覆そうとしているのですから。
こんなことを言ってると、逆に私がブログに政治を持ち込んでいるように見られるかもしれませんが誤解なきように。
私は読者として意見を言っているだけです。
通販生活のように自民党支持者の票を奪おうとか、国民投票の実施を訴えるなどの思想はございません。
とはいえ、言論の自由は憲法で保証されています。
通販生活がそれを主張することも尊重されるべきかもしれないですね。
でも、私は良い商品が欲しくてカタログハウスを手に取ったのだから、誌面で政治的な主張をされるのは、それこそ「まっぴら御免」という一読者の意見でございます。
話が長くなり申し訳ありません。
通販生活が誌面で政治を謳うのは自由です。
私が通販生活で買わないのも自由です。
そういうことで、カタログハウスが誌面で政治的主張を止めるまで、
私はカタログハウス「通販生活」でいっさい物を買いません
ということです。
私の読者の皆さんに協力をお願いするつもりも、推奨するつもりもございません。
あくまで私の意見です。
しかし、そうなってくると私が困るのです。
メディカル枕が買えないのです。
これは困りました。
メディカル枕は検索してもどこにも売っていません。
タグを見るとファベ社というロゴがあります。輸入元が㈱ダーハムになっているけどそこから買えるとは思えません。
ファベ社でググってみると、「ファベ・ジャパン」という会社がありました。
フランスのファベ社の日本総代理店のようです。
代理店から買えないにしろ、通販生活以外に卸しているところを紹介してもらえないだろうか。
そこで大胆にもファべ社にメールでこんな質問を送ってみた。
1点問い合わせをさせてください。
長年メディカル枕を使用させていただいております。
とても心地よく重宝しております。
ところで貴社メディカル枕は通販生活以外で買えるところはないのでしょうか。
通販生活は政治色が強いので買いたくありません。
よろしければご返事ください。
以上です。
と送ってみました。
すると返事が・・・・・
こない
2017年の年末に送ったので、もう1年経ちますが未だに返事はありません。
アドレスに間違いはありません。
消費者だと判るように「重宝しております」と感謝の言葉まで入れているのに、いくらなんでも無視はないでしょう。
そもそも問い合わせを無視するとはそれでも企業なのか。
こんな企業の製品を買ってはいけない。
この時点でファベ社自体が選択肢から消えました。
実はAmazon大先生で同じような枕が売っているのです。
それがこれ「オルコペディコ枕」です。
買ったのはだいぶ前ですが、これは一時期メディカル枕の同等品と噂されたこともあります。
その当時は1,820円でしたが、これもファベ社と同じイタリア製です。
これもメディカル枕と同じで首にあたるところにモッコリウレタンが敷かれています。
買って寝てみた感想は、ウレタンが硬いのひとことに尽きます。
首にあたるウレタンが堅くて寝心地どころの騒ぎではありませんでした。
3回ほど使いましたが、我慢できず燃えるゴミで捨てました。
やはりメディカル枕の牙城を打ち崩すのは難しいのかと思っていましたが、最近になってもう一つ買ってみました。
それが、AYOの快眠枕 高級ホテル仕様 高反発枕。
今この記事を書いている値段は2,680円です。
Amazonレビューはすこぶる良いです。
私の買い物はもっぱらアマゾンレビューを基準に選定しているので、それを信じて買いました。
注文すると翌日届きました。意味のない手提げ袋に入っていました。
これが膨らんで枕になるとは信じがたいほどにペチャンコです。
サイドがジップロックを外すと、一気に膨れ上がりました。結構大きいですね。
100%HEALTHの文字はわかりませんが健康的なまくらなのでしょう。ふんわり枕が完成しました。
快眠枕、63cmX43cmで、詰め物はポリエステルのみ100%。ウレタンは入ってないようです。
横がチャックになっているので、開けてみたらギッシリのモフモフが直で入っていました。
ちなみに、このモフモフはむしって調整できるようです。
寝てみた感想は、とっても柔らかいです。
でも、柔らかすぎて敷布団近くまで頭が沈みこんでしまいますね。
枕自体は柔らかいんだが、後頭部が沈みこんだ先は固いのでなんだかなという感じです。
また失敗かと思いましたが、枕をなるべく肩側によせて、肩も枕に乗っける勢いで寝てみると意外にいい感じでした。
それでもメディカル枕の方が断然いいですね。
なんか逆にカタログハウスの回し者みたいな記事になってしまいましたね。
だが、俺は諦めない。絶対にだ!
といった感じで記事は以上になります。
ご覧下さりありがとうございました。
現在メディカル枕はAmazonでも売ってるようです。
売らなくなってしまいました・・・。
2018/11/22追記
あの枕、やっぱりダメでした。
クビを支えるウレタンが無いからとても寝にくいです。
メディカル枕しかないのかなぁ・・。
だが断る!
2019/1/19追記
ごめんなさい。
AYOの枕ですが、使い続けていると良くなりました。
続編書きましたのでよろしければご覧ください。
コメント