真備町 床上浸水 コントラバス 水没 故障 そして涙

身の回りのこと

嫁の大好きなコントラバ〜ス♪とっても大事にしてたのに〜♪

クラリネット壊しちゃったのテーマに乗せて軽快に歌ってみました(から元気)

 

何を隠そう私の嫁の実家は、かの有名な岡山県倉敷市真備町なのです。

有名にもなるはず、真備町は多くの場所で町が水没しましたから。

 

原因は川の氾濫です。

詳しく知りたい方は「高梁川、小田川、氾濫」でググってみてください。

 

実家は1階の天井まで浸かってしまいました。

床上浸水どころではありません。

 

浮力って恐ろしいですね。

大概のものは水に浮かせてしまいます。

 

豪華客船だろうと石油タンカーだろうと浮かせてしまうので、家具なんて朝飯前に浮きます。

重力を失った家具達は、左も、右も、上も、下も、前も、後ろも関係なく、水面をぷかぷかと浮きます。

そして、元あった形はみる影もなくなってしまいます

 

要するにこうなります。デッカイのはタンスです。中身詰まってて超重たいのにこうなりました。

 

一応街並みは動画で撮りました。大変な映像ですがよろしければご覧ください。

 

もちろん撮影のために行ったのではありません。

ちゃんとお手伝いに行きました。

7月の3連休なので、7/14~7/16です。

 

真夏の灼熱の時期でしたので大変でした。

まるで蒸し風呂です。

 

今回の件で、嫁が実家に置かせてもらっていた楽器、コントラバスも水没してしまいました。

ソフトケースに入れていましたが、天井まで水に浸かってドンブラコ状態なら完璧に水びたしです。

 

さっそく写真をご覧にいれましょう。一見すると拭けばなんとかなりそうに見えます。

 

うずまき、ペグ部分です。ここはまだましです。金具も556を噴いておけば直るでしょう。

 

ネック部分です。左の手の平が当たる部分は多少泥がついてますが、もともと擦れてこんな感じです。

 

側板部分から嫌な予感がしてきます。というか、デリケートな木材部に浸かった時点で試合終了な気もします。

 

表板とf字孔です。それより裏板がやばいことになっています。

 

裏板がベッキリ剥がれています。こりゃ厳しいな。こりゃ厳しいよ。

 

そして、コマはカビてます。それもそのはずです。水没後ソフトケースの中で何日も放置しましたので。

 

なんですぐ楽器を乾燥させてあげなかったのかと思う人いるかもしれません。

 

無理ですよ。

両親は2階からボートで救助されるなど避難を余儀なくされ、家財道具の一切合切を失ったわけですから。

とてもそんな余裕はありません。

 

弓はハードケースに入れていました。ご覧のとおり外側は泥だらけです。

 

先端部分が割れて(剥がれて)います。こりゃ修理できるだろうか・・。

 

あとはいい感じです。でも下部のネジが堅くなっているので、ここも修理が必要っぽいです。

 

ハァハァ・・。病院送りにはなりませんでしたが、手伝いの途中に熱中症になりかけました。しかもこの日は回復しませんでした。皆さんもお気をつけください。

 

こういう被害状況は被災者の心境は、来てみないとわかりませんね。

祈ることしかできませんが、早い復興を祈っております

 

ちなみに弓は千葉に持ち帰り、伊藤楽器さんに修理に出しました。

約10万円の費用と約2年の歳月がかかりましたが、無事直って帰ってきました。

コントラバス本体はそのまま岡山に放置中。(今のところ)どうしようか検討中です。

 

といった感じで記事は以上になります。

ご覧下さりありがとうございました。

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