東京・大阪間を鈍行で行くルートは絶望しかない

身の回りのこと

嗚呼・・お金が・・

どんどんお金が無くなっていく・・・

そうです、一番お金を使うイベント、帰省の時期がやって参りました。

 

帰るのはいいのですが、毎度毎度の新幹線代がばかになりません。

なんせ家族4人で東京・大阪間を往復すると軽く10万円以上かかるからです。

 

かといって夜行バスはもう限界です。

もう我々はそんな若くはないのです。

半年前に大阪に帰ろうと西船橋駅から夜行バスに乗ったのですが、寒さと息苦しさのため途中乗車ポイントの東京駅で降ろさせてもらったほどです。

もう二度と夜行バスに乗ることは無いでしょう。

 

格安航空という手もありますが、格安航空は逆に高いです。

繁忙期以外は確かに安いのですが、繁忙期は格安ではないのです。

 

新幹線こだまもそこまで安くはないし、他に手段は無いものか・・

皆さまも同じような悩みを抱えているのではないでしょうか。

 

そう思案しているうちに、東京から大阪まで鈍行で行くことを思いつきました。

しかし、ネットで検索しても、私が愛用している超便利なiPhoneアプリ「乗換案内」でも、鈍行ルートは表示されません。

それもそのはず、そんなルートは誰も行きませんから。

そう、これは誰もが思いつくだけの幻のルートなのです。

 

しかし線路はつながっているので、自力で調べることにしました。

尚、私は東京メトロ東西戦隊なので、西船橋の始発に乗った場合のルートで算出しておりますので、皆さまの環境には合致しないかもしれませんが、結果はほぼ一緒なのできっと参考になるはずです。

 

西船橋から始発で大手町駅まで行きます

まずは東西線で東京に出ましょう。西船橋始発の電車で計算すれば妙典の人も浦安の人もみな到着時刻は同じです。

東京メトロ東西線(中野行)
西船橋駅5:00(始発)→ 大手町駅5:31着
所要時間 23分(7駅)
運賃 250円

大手町駅から東京駅まで歩きます

東京駅に着いたら東西線から離脱してJRに向かいます。

大手町駅と東京駅は同じ駅のようなものですが、徒歩15分は必要でしょう。

 

東京駅から鈍行で熱海まで行きます

なるべく1本の列車で行きたいものですが、一番MAXに行って熱海でした。逆に熱海を素通りするルートはありません。つまり熱海は結構重要なポイントのようです。

熱海とは横浜と静岡の中間、伊豆半島の東側に位置します。ここはもう静岡県なので神奈川県はサクッとスルーできることになります。

東海道本線(東日本)
東京駅6:05発 → 熱海駅7:59着
所要時間 1時間54分(20駅)
運賃 1,980円

 

熱海から鈍行で沼津に行きます

時間帯によっては愛知県の豊橋まで一気に行けるようですが、私の時間帯は沼津止まりしかありませんでした。沼津とは先ほど示した熱海の反対です。3駅区間ですが伊豆半島の根本を横断します。

東海道本線(東海)沼津行
熱海駅8:23発 → 沼津駅8:41着
所要時間 18分(3駅)
運賃 420円

 

沼津から鈍行で豊橋に行きます

次は一気に愛知県豊橋まで走ります。この1本で大きく動きます。豊橋も熱海と同じく通過ができない重要なルートのようです。それにしても静岡県って広いです。熱海から浜松までずっと静岡です。

東海道本線(東海)豊橋行
沼津駅8:44発 → 豊橋駅11:36着
所要時間 2時間52分(39駅)
運賃 3,080円

 

豊橋から新快速で大垣に行きます

この時点で5時間以上電車に乗っている計算ですが、ここまではずっとガチの鈍行でした。ここでようやく初めて快速に乗れます。

今の時点でこの企画は実行不可能な気がしますが、諦めたらそこで試合終了、最後まで続けることにしましょう。

大垣とは愛知県の隣にある岐阜県です。東京湾アクアラインのように伊勢湾を突っ切って大阪を目指してほしいですが、そうは問屋が卸さないようです。北西の方向に大都市名古屋を横断します。

東海道本線(東海)新快速大垣行
豊橋駅11:50発 → 大垣駅13:17着
所要時間 1時間27分(12駅)
運賃 1,980円

 

大垣から鈍行で米原に行きます

いよいよ米原です。新幹線に乗れば米原は京都鼻の先なので、米原は京都だと思っていましたが全く違いました。完全なる滋賀県です。大垣から30分程度の場所。

そしてこの米原もかなり重要な場所。やはりここを通過する電車はありません。

東海道本線(東海)米原行
大垣駅13:42発 → 米原駅14:17着
所要時間 35分
運賃 680円

米原から新快速で大阪まで行きます

米原まで来ればこっちのもの。ラストスパートです。ここから新快速があるのは大阪出身の私でも知っています。

そう思いきや、結構遠っ!!新幹線ならアッと言う間に着くのに・・・なら新幹線に乗れよそれが結論のようです。

琵琶湖線新快速(網干行)
米原駅14:20発 → 大阪駅15:43着
所要時間 1時間21分
運賃 1,980円

 

まとめ

皆さま、長旅お疲れさまでした。

お忘れ物の無きようご注意下さいませ、お会計はこちらになります。

所要時間計 10時間43分
乗り換え回数 7回
合計運賃 10,370円

これはさすがに無理です。移動の選択肢に入らないのが頷けます。

 

しかもここで奇妙なことに気がつきました。

新幹線とは乗車券と特急券に分かれるのですが、合計は14,520円と鈍行料金より遥かに上回るものの、運賃自体は8,910円(特急券が5,610円)なのです。

新幹線乗車券と鈍行を継ぎ足しする料金になぜ差があるのかわかりませんが、前述したとおり結果は同じムリゲーということになりそうです。

 

気付きとしては、静岡県の熱海、愛知県の豊橋、滋賀県の米原は何もなく通過できる電車がほとんどなかったことでしょうか。

これは是非覚えて帰るべき地名かなと思います。

 

いづれにせよ、これに乗るくらいなら夜行バスか昼行バスのほうが、肉体的にも金銭的にも3倍マシかと思いますので、参考にしていただけると幸いです。

 

以上、ご覧くださりありがとうございました。

 

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