IT関連

AS400/IBMi ACS導入とわかったこと

投稿日:2019年4月3日 更新日:

2019年4月現在ACSは導入していないし、導入する予定もないけど、解ったことを備忘録として残しておきます。

 

ACSとは

  • IBMiのパーソナルコミュニケーションズ(Pcomm)やクライアントアクセスの後継のよう
  • Access Client Solutionsの略。

クライアントアクセスとの比較、変更点

  • キーボードファイルはクライアントアクセス拡張子は同じものの、中身が違うので別途作る必要がある。
  • ログイン回避はCWBLOGONをbatで起動していたが、_netrcをユーザフォルダに置く仕様になったみたい。
  • エミュレーターのアイコンが.wsではなく.hodになっている。
  • .dtfが.dtfxになっている。互換性はない。.dtfは動かない。
  • ACSはJavaベースでインストール不要
  • クライアントアクセスはWin10は非対応。ACSはWin10対応。

 

ACSを使うべきか

  • 実際はWin10でもクライアントアクセスはガンガン使っている。
  • Windows10のえげつないアップデート次第ではクライアントアクセスは突然死するかもしれない。
  • 印刷に不具合があるらしい。
  • Javaが2019年頃に有料化するらしくACSも安心できない。
  • クライアントアクセスとACSは共存できるので、両方入れておくのもいいかも。
  • ちなみに某大手ベンダはACSには積極的ではなく、クライアントアクセスでもいいですよと言われた。
  • 某ベンダはWin10の危険性のため、今のうちにACSを検討したほうがいいと教えてくれた。

どっちやねん。

 

ACSの入手

入手方法

ACSはネットからダウンロードできる

 

ダウンロード手順

  1. まずIBMの日本語版のサイトにアクセスする
  2. メニューにある「サポート」をクリックし
  3. 「IBMサポート」をクリック
  4. ダウンロードの中の「IBM Power and Strage-Entitled Systems Support」をクリック
  5. 左のサイドバーっぽいところにある「Sign in」をクリック
  6. ログインとパスワードを入力し軽やかに突破する
  7. 「ライセンス契約済ソフトウェア」をクリック
  8. 「ソフトウェアのダウンロード」をクリック
  9. カテゴリは「IBM i 」を選び
  10. グループはIBM iのバージョンを選択し、虫眼鏡で次へ進む
  11. 一番上IBM iにチェックを入れ、続行で進む
  12. 言語の選択はよく解らないので両方とも「アジア太平洋」にして次へ進む。切り替わらない場合は、別のを選択してから再度選べばよい。
  13. IBM iの「詳細」をクリックするとプルダウンが出るので、一番上にある項目の「パッケージ」クリック。
  14. するとまたプルダウンが出るので、下の方にある
  15. 「IBM i Access Client Solutions」と「IBM i Access Client Solutions – Win AP」にチェックを入れ次へ進む。
  16. ダウンロードする内容の一覧が表示され、同意を求められるので、「同意する」をクリック。
  17. 「すぐにダウンロード」ボタンが表示されるが、焦らずにその下にある、「ブラウザを使用してダウンロード」をクリック。
  18. zipファイルになっているので、2つとも入手する。

IBMのサイトが若干見た目変わることがありますが、基本的に同じなのでなんとか乗り切ってください。

 

入手するZIPファイル

入手したのはこの2つ。

IBM_i_Access_Client_Solutions_LCD8_2010_16.zip

IBM_i_Access_Client_Solutions_-_Win_AP_LCD8_2011_07.zip

zipを解凍するとフォルダになる。バージョンはもちろん変化するので2019/04/03現在のバージョンは上記です。ちなみに7.1版です。

これを導入していく。

 

IBM_i_Access_Client_Solutions_LCD8_2010_16の導入

これはエミュレーターなどの詰め合わせ。

  1. IBM_i_Access_Client_Solutions_LCD8_2010_16をデスクトップにでも置く
  2. IBM_i_Access_Client_Solutions_LCD8_2010_16を開く
  3. Windows_Applicationを開く
  4. install_acs_64をダブルクリックする(32bitの場合はinstall_acs_32.js)

(以下選択を間違えたら戻れません。間違えた場合は最後まで進み、同フォルダ内にあるuninstall_acs.jsを実行して最初から)

  1. use 5250 emulationは「はい」をクリック
  2. 5250についてゴチャゴチャ聞いてきたら続けて「はい」をクリック
  3. view printer outputは「いいえ」をクリック
  4. use the Integrated File Systemは「いいえ」をクリック
  5. transfer data to/from spreadsheetsは「はい」をクリック
  6. use Navigator for iは「いいえ」をクリック
  7. manege SSL/TLS certificatesは「いいえ」をクリック
  8. use Database toolsは「いいえ」をクリック
  9. use an HMC or LAN consoleは「いいえ」をクリック
  10. issue remote commandsは「いいえ」をクリック
  11. use the System Debuggerは「いいえ」をクリック
  12. product shortcuts on the Desktopは「はい」をクリック
  13. 黒画面がドドッとでて、finishの小窓がでるので、「OK」をクリックする
  14. ご使用条件の小窓が出たら「はい」をクリック
  15. ファイヤーウォールの小窓が出たら「アクセスを許可する」をクリック
  16. ACS導入完了

(ファイヤーウォールやご使用条件の小窓は2回づつ出るかもしれません)

 

デスクトップにアイコンが2つできる。

1つは、Access Client Solutions。これでセッションを作ったり、SQLを動かしたり、iナビを開いたり、色々できるいわば管理画面。

2つは、ACS Session Mgr。クライアントアクセスでも見るセッションを管理するやつ。

 

インストールといっても、プログラムファイルの中に組み込まれるのではなく、ユーザフォルダの中にプログラム一式ができるだけ。

その場所は、C:\Users\user\IBM\ClientSolutions直下。フォルダ名はClientSolutions。その直下にプログラム群。

なので、スタートメニューのプログラムの一覧から探そうとしても無い。

アンインストールするときは、導入時のフォルダにあるuninstall_acs.jsをダブルクリックする。

すると導入したC:\Users\user\IBM\ClientSolutions直下のClientSolutionsが消える。それがアンインストール。

 

たぶん直で消してもいいと思うが一応消すときのために、インストール時のフォルダはどこかに残しておいたほうがいいかも。

 

IBM_i_Access_Client_Solutions_-_Win_AP_LCD8_2011_07の導入

これはODBCや.netなどの詰め合わせです。ExcelやPHPでODBC接続したり、.net系のプログラムを使う場合などに使用する。

  1. IBM_i_Access_Client_Solutions_-_Win_AP_LCD8_2011_07を開く
  2. Image64aフォルダを開く
  3. 「Setup」のアプリケーションをダブルクリックする
  4. 言語が日本語になっているのを確認して「OK」をクリック
  5. インストールウィザードが表示されるので、押せるようになったら「次へ」をクリック
  6. 使用許諾契約に同意し、「次へ」をクリック
  7. インストール先は変更なし、「次へ」をクリック
  8. セットアップタイプも標準のまま変更なし、「次へ」をクリック
  9. 制限付き機能の説明は無視して、「次へ」をクリック
  10. 「インストール」をクリック
  11. インストールが終了したら、「完了」ボタンをクリックする
  12. デスクトップにできた「IBM I Access Client Solutions」のショートカットは後の作業で紛らわしいのでゴミ箱へ。

こちらはインストール式なので、スタートメニューのプログラム一覧から呼び出せる。

 

_netrcファイル(旧CA)の設置

以前のCAは、テキストエディタで下記のようなコマンドを書き、

CWBLOGON IPアドレス /u ユーザ名 /p パスワード

適当な名前.batでファイルを作りスタートアップに置くが、

 

ACSは、テキストエディタで下記のようなコマンドを書き、

machine IPアドレス login ユーザ名 password パスワード

を_netrcというファイルを作り、C:\Users\User\直下に置く。拡張子はなし。

_netrcという名前は任意じゃないみたいなので、このままの名前にしておく。

 

セッションの作成

クライアントアクセスのときと同じ。おのおのの設定なのでここは割愛。

保存したセッションは以前の.wsではなく、.hodの拡張子になる。

保管したセッションはC:\Users\User\document\IBM\iAcessClient直下にできる

 

キーボードファイル(IBMi.kmp)を設置

クライアントアクセスのキーボードファイルは使えないので、初期は自分で作る必要がある。

作った後は使いまわしOK。拡張子は同じ.kmpになる。

 

作り方は、下記の別記事にて。

AS400/IBMi ACSのキーボード設定

 

その他の気づき事項

 

導入について

  • クライアントアクセスのときインストールしていたvcredist_x64.EXEやvcredist_x86.EXEは使わずとも導入できた。
  • 本説明は64bit。32bitは随時適切なものを選択すること(ACSもODBCも)
  • 32bitもACSインストール実績あり

 

フォントについて

  • フォントはMSゴシックと明朝・UDデジタル・Monospaced以外は全て文字化けした。
  • Windowsの外字を使っている場合はデフォルトフォントの「Monospaced」しか反映されない(他すべて□になる)
  • プログラミングフォントのRictydiminishedも使えた。

 

dtfについて

  • dtfは使えない。新フォーマットのdtfxのみ
  • ということはすべてのdtfを作り直さなければならないのかも。

 

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