半年ぶりに大阪帰省中の私。
そう。私は生まれも育ちも大阪府堺市なのです。
堺市といえば商人や刃物の街のイメージがあると、堺に住んでいる人はそう思っているようだが、実際のところ大阪を出ると堺のことなど誰も知らない。
しかし誰もが知っている有名なものが1つだけある。それが仁徳天皇陵古墳。
なんと奇跡的に、私の住んでいるところから数駅のところにある。はっきり言って歩いて行ける。
いつも家でだらだら年末年始を過ごしている子供達に喝を入れるために、連れて行くことにした。
JR阪和線の百舌鳥駅で下車します。快速は止まりません。
こんなのどかな駅なんですね。ほんと阪和線はどの駅をとっても昭和です。
テクテク歩いて行くと、こんな感じ。今日はいい天気でよかった。
この辺は百舌鳥古墳群と言って、仁徳天皇陵以外にもたくさんあるのだ。
そして仁徳天皇陵は世界遺産に認定されようとしているため、いま(地元で)静かなブームなのだ。昔はお土産屋など無かった。これは帰りに寄ってみよう。
ミニ古墳のつもりか、古墳型に置物を置いている。
ああ、近くの小学生が作ったんだろうな。褒めてつかわす。
さらにテクテク歩くとこんなところが。そう、ここは前方後円墳のすなわち前側のところなのだ。ありがたやー。
ここは16代仁徳天皇の墓だからな。宮内庁の管轄になるのだ。聞くと仁徳天皇というのは仁政だったそうだ。
小童(こわっぱ)どもよ、手を清めたまえ。そして手を合わせ拝むのだ。実際にそうしている人が複数いた。
うーん。ここに来るのは何度目だろうか。いつもお堀を見るだけでガッカリして帰るだけなんだよな。
仁徳天皇陵の敷地は広大で、観光者は前方後円墳の周りを一周回ることが目的となる。この石碑は右回り・左回りの距離を意味する。
どこを歩いても内側はお堀と森のオンパレード。向こう岸が気になるところだが、入ると中百舌鳥警察かどこかが飛んでくるはずだ。
これは堺市平和塔といって、戦没者追悼の何からしい。今回は行かなかったけど1Fは入れたはず。最上階から古墳が一望できたかどうかは定かではない。多分無理。あとここは大仙公園という公園で、秋は銀杏がたくさん取れる。
ここが仁徳天皇陵の左端です。
地図でいうと、ココです。百舌鳥駅から古墳の前面を歩いた感じ。こんな感じで周囲を回る。
綺麗に古墳の周囲が整備されているのかと思えばそうでもなく、結構迂回させられる。
全然違う住宅地を通らされたり、
道路の側を歩く羽目になる。
今ここなへん。
仰々しい鉄の門がある。
これくらいならジャンプで突破できそうなところもある。もちろんオヌヌメはしない。
ちなみに大阪ではパーキングのことをモータープールという。モーターのプールだから。ナイスだろ?
柵はあるのだが、上は尖っていないし、
こんないかにも渡ってくださいと言わんばかりのところもある。
しかし、入ったら痛い目にあうことは必至。なんせ世界遺産認定申請中だから、事件はご法度なのだ。
一周回ってお土産屋にやってきた。古墳マスキングテープが売っている。古墳マニアでなくても、つい手に取る一品だ。
古墳クッション。売れるのかこんなの・・・。
あっ!あたり前田のクラッカーだ!本当にあるんだ。子供の時に、当たり前だのクラッカーって言葉が流行ったことがあったけど、実在するとは知らなかった。もちろん買いました。
そのほかのお土産です。当たり前田のクリケット、はんかち、付箋、マスキングテープ、お香だ。お香はいい匂いがした。
そんな感じかな。所要時間は2時間もあればじゅうぶん。
世界遺産に認定される日も近いことだし、混雑する前に一度言ってみてはいかがだろうか。
マーライオンよりガッカリするかもしれないが、何事も記念だから。