前回の記事の続きのような感じです。
ホテルレオパレス札幌にチェックインして、さぁメシでも行くかと外に出ました。
しかし完全に道が凍り付いていて、私の靴底はペラペラ。
北海道といえば寿司なので、札幌駅まで行こうと思いましたが、転ぶのが怖いので、近くの店を見つけることにしました。
Google先生で見つけたのが近くにある匠鮨さん。口コミ4.5なのでかなり高評価。
入るかどうかは別として近くまで来ました。ホテルから歩いて1個目の交差点でした。
営業はしているようです。北海道の寿司屋はどこも美味しいと思うのですが、廻らないお寿司は苦手な私。
お店はB1Fにありました。のれんでしょうか、カッコイイ感じです。
ドアの外から中が見えたので少し覗くと、お客さんがそこそこ入っていて賑わっていました。
なので少し腰が引けて、入らずに帰ってしまいました。
もしかしたら常連さんのお店かもしれませんが、そもそも私は廻る寿司屋が好きなのです。
なぜなら、活きのいい兄さんに「へい!らっしゃい!何握りやしょう!」と言われるのが堪らなく苦手だからです。
そんな気合い入ってると納豆とかサバとか頼みにくいじゃないですか。
なので「すすきの」の繁華街まで無理やり歩いて行き、店を探すもパッとした店がないので、近くのジンギスカンでも食べようかと思っていました。
でもスーツを着てジンギスカンなんか食べたら明日会社に入ったとき、
「昨日、食べましたね(=^▽^)σ」
なんて思われるのも少し嫌なので、やっぱり覚悟を決めてさっきの寿司屋に行くことにしました。
入るとさっき賑わっていたお客さんはすでに帰っていて、私一人でした。
店員はアルバイトの女性が1人いました。
店主は少ししたら戻ってくると言うので、テーブルに座るのもアレなのでカウンターに座りました。
すぐに店主が戻ってきて私の前に立ちました。
あらま、そこが定位置だったのですね。私が座ったど真ん前です。
この位置関係は少し緊張するのですが、温和な感じの人だったので居心地がよかったです。
ご年配というほどでもないですが、そこそこのお歳だと思います。
私の経験則では寿司にビールは合わないので日本酒にします。辛口でオススメを聞いたら「国稀の鬼ころし」を勧めてくれたのでオーダーしました。
寒かったので熱燗にしたところ、お酒の温度を聞かれました。
そんなことを聞かれたのは初めてなので、咄嗟に「普通で大丈夫です」と言ってしまいました。
好きなお猪口をお選び下さいと言われました。熱燗なので陶器がいいですね。
すごく綺麗な柄だったのでこれにしました。店主曰く「それはウズベキスタンのやつですよ」と言ってくれました。ナイスなセンスです。
突き出しです。鱈の白子とエビの塩辛と海苔でした。白子は北海道では「真だち」と言うそうです。もちろんまいうーです。日本酒との相性抜群です。
「海老の塩辛はお酒を入れて飲むと美味しいですよ」と言われたので、おっしゃる通りにしました。塩辛の風味が立ち昇ります。
回転寿司が良いと言うのは、私が人間嫌いの話し下手なのでそう思っているのですが、店主さんは食べてるときも色々話しかけてくれて、お酒の温度とかも気にしてくれたので、なんか凄く良い感じでした。
勇気を出してこの店に入って良かったと思いました。
寿司1人前の値段は1,000円、2,000円、3,000円しかなかったので、迷わず3,000円を選びました。
とりあえずできた6カンを出してくれました。久しぶりの本格的な寿司です。
もちろんマグロもサーモンも美味しかったですが、特に貝類と白身が美味しかったです。やっぱり北海道の寿司は違いますね。
熱燗の「鬼ころし」結構辛いです。
私は辛口が好きですが、本当に辛いと感じる辛口でした。
+9という度合いは、かなり辛いほうだそうです。
身体が温まったので、冷やでオススメを聞いたら、十一洲というのを出してくれました。フルーティーで美味しいです。
となると肴も足らなくなるので、ニシンの刺身を頼みました。ニシンの刺身は初めて食べましたが、クセも全くなくアジに脂が乗った感じの味でした。
さらに追加オーダーで、鯖とアオリイカです。旨いに決まってますね。
そして最後は真だち(鱈の白子)の軍艦です。山盛りで一口で食べるのがもったいないです。
お客さんが少なかったので店主さんとのお話しも弾み、楽しい時間が過ごせました。
客が私一人だったのもあり、少し無理して注文しましたが、会計も7,000円ちょっとだったなので、とてもリーズナブルだと思います。
店主さんは「寿司田グループ」の職人さんだったそうで、東京にもいらしたそうです。
寿司田は本格江戸前寿司のお店で、中には超高級店もあるので腕前も確かなのでしょう。美味しいはずです。
ホテルレオパレスはレオパレスの名前が無くなるだけですし、近くにはアパホテルもあるし、また機会があれば寄せていただこうと思います。
記事は以上になります。ご覧くださりありがとうございました。
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