通販生活で小泉武夫さんが紹介 くじらのお宿 一乃谷に行ってきた

食べ物のこと

先日届いた通販生活(カタログ販売の雑誌)に小泉武夫先生が載っていました。

小泉武夫と聞いて麻雀のプロを思い浮かべた人、それは間違いです。

あれは小島武夫です。

 

私はあまり詳しくないのですが、小泉先生はいわゆる奇食のプロフェッショナルらしいのです。

主に発酵食品が専門ですが、聞くところによると有機物なら何でも食べるそうです←冗談です

 

その方の著書をウチの嫁が読んで触発されたというのが事の始まりであり、今まで私のブログでご紹介した臭い食べ物はみな小泉先生の影響です。

彼の自作レシピである、納豆・オクラ・山芋・なめこなどの粘着系の材料をしこたま入れた「ねばねば鍋」を嫁が作ってくれたのですが、食べるのが大変でした。

ネバネバ臭・・・。

 

そんな食の達人、小泉先生が通販生活の中で死ぬ前に食べたい物について言及していました。

それが、

  1. クジラのステーキ
  2. くさや
  3. フグ刺し

だそうです。

 

特にクジラは嫁の大好物であり、私も大好きなのです。

幸いそれを食べられる場所まで掲載していたので行ってみることにしました。

 

場所はJR神田駅から徒歩数分程度。神田は正輝か沙也加しか知らないのですが、調べたところ大手町駅から歩いて行けるそうです。案外近い存在でした。

 

 

訪問は土曜日のランチ、11:30オープンです。

通販生活が届いたその週の訪問になるので、混雑を避けるために開店直後に行くことにしました。

 

東京メトロ東西線大手町駅から北に15分程度歩くとありました。くじらのお宿 一乃谷さんです。色々看板や張り紙がすごくて熱心さがビンビン伝わってきます。

 

地下へ続く階段を降りてお店に入ります。画像右下に小泉武夫さんのお名前があります。この店で間違いないようです。

 

相変わらずこの親子はスレ違いが凄いですね。士郎よ、親に相槌くらいは打ってやれ。

 

店内はそこそこ広いです。カウンターは8~10席、4人掛けのテーブルが3つ、奥にもスペースがありました。新型iPhoneのせいで明るく撮れていますが、店内はかなり薄暗かったです。

 

開店直後に入ったにもかかわらず1組お客さんが入っていました。奥に「なまってますけどよくしゃべります」というTシャツが。うーん、店主さんも女性店員もどちらかというと物静かな印象でしたが、開店直後だからかな。

 

表もそうでしたが壁にも有名人らしき人のサインや何かがズラリ。人気があって何よりです。

 

何よりクジラ愛が凄い。こういうのを見るとクジラ料理の力の入れようが見てとれます。これは期待できそう。

 

いつもなら簡単にメニューを載せるところですが、メニューの冊子がかなりボロボロだったので、残念ながら撮影は割愛させていただきます・・。

 

ランチメニューを簡単にご紹介すると、

くじらステーキ定食 980円
くじら竜田揚げ定食 980円
くじらカツ定食 980円
くじら漬け丼 980円
くじら3点盛り定食 980円
(2022年1月時点)

 

全てライス、みそ汁、お漬物、日替りの1品がつくそうです。

都心で希少なクジラを出している店にしてはかなりお安いと思います。

その他、刺身などの一品料理からハリハリ鍋まで品数はズラリと並んでいるので何回来ても飽きなさそう。

 

さて、今日のオーダーは

私 くじらステーキ定食 980円

嫁 くじら竜田揚げ定食 980円

ケイ(息子) くじら竜田揚げ定食 980円

にしました。

 

嫁も小泉先生にならってステーキを頼むかなと思っていましたが、給食で食べた竜田揚げを思い出して久しぶりに食べたかったそうです。

 

ときに刺身が無いのは寂しいので、一品の盛り合わせでも頼みましょう。

くじら盛り合わせは3,000円から。

ちょっとメニューの表記が分からないので店主さんに聞いてみる。

 

私「この3人で食べるくらいの量でお刺身の盛り合わせを頂きたいのですが」

店主さん「わかりました。最高級の尾の身もつけましょう!」

私「ぜひお願いします」

 

無事注文は通ったが、まさか3,000円X3人前=9,000円ではあるまいなと内心ドキドキ。

すると店主さんがやってきて、

店主さん「やっぱ尾の身はその値段じゃ厳しいから+1,000円貰っていい?4,000円で」

とカジュアルに聞いてきました。

9,000円でなければ全然OKなので快諾しました。

 

店主さんはその後もちょくちょくテーブルに来てお話しして下さいました。

通販生活に載ったことも嬉しかったようで、雑誌を持ってきて小泉先生についても語って下さいました。

確かによく喋っていましたね笑

 

待つこと7分程度。私のくじらステーキが来ました。めちゃくちゃ美味しそう。

 

ほほう、レアというより表面を炙った程度ですね。食べてみると刺身の食感とともにペッパーステーキの味が。さすが小泉先生の一番人気、めちゃくちゃ美味しいです。

 

何もつけなくても美味しいですが、店主さんのオススメであるマヨネーズ+七味を試してみます。パンチの効いたペッパーがまろやかに食べられます。クジラの風味がたまりませんね。

 

嫁とケイちゃんの竜田揚げ定食がきました。これも美味しそうじゃん。

 

1個もらいましたが、揚げたてジューシーでめちゃくちゃ旨い。クジラ特有の弾力で歯が押し返されます。よく噛んでいくと生とは違ったクジラの風味が。鶏の唐揚げ定食を頼むなら私は断然コッチを選びますね。

 

そうして食べているうちに店主さんがお刺身の盛り合わせを持ってきてくれました。お飾りもついて凄いゴージャスな盛り付けです。凍っているので少し置いて召し上がって下さいとのこと。

 

種類的にはこんな感じです。「さらし」は不確実ですがそれ以外は合っていると思います。2切れづつですがケイちゃんは要らないそうなので夫婦で遠慮なく。これで4,000円でした。

 

ザックリと言えば身の赤系と、内蔵やその他部位の白系に分かれる感じでしょうか。

全部紹介するのは大変なので、特筆したいものだけをご紹介させていただきます。

 

まず尾の身が別格でした。いつも食べている赤身とは脂のサシもあって格段に美味しいです。ただ、私はクジラの血生臭い風味が好きなだけなので、安い赤身の方がコスパが高くて良いかも。お値段が高いので店主さんも安く出すのに苦労されているそうです。

 

さらしと書きましたが、名前がよくわからないコレ。見るからに皮下脂肪で食べにくそうですが、案外すんなり食べられました。脂もクドくなく臭みもなく容易に嚙み切れました。

 

そのほか上記のさらしを含め、皮、さえずり(舌)、百ひろ(小腸)などは、赤身のような血の匂いはなく噛みごたえで勝負という感じのネタでした。

コロナで舌が馬鹿になっていないとは思いますが、あまり味の違いが解らなかったかな。

 

ベーコンです。スーパーで売ってる赤い方はよく食べるのですが、ちょっと馴染みがない風味です。

 

という感じで、刺身全種すべて美味しくいただきました。

見た目はグロテスクですが、変なクセも臭みもありませんので、皆さまにも是非召し上がってほしいと思います。

 

数分店主さんと歓談して店を出ました。うーん、お腹いっぱい心もいっぱいです。

 

次は夜に来て、是非ハリハリ鍋とお酒をいただきましょう。

今このブログを書いていますが、嫁が隣で美味しかったねぇ美味しかったねぇと言っています笑

 

といった感じで今回の記事は以上になります。

ご覧下さりありがとうございました。

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