ご覧くださりありがとうございます。
後半の記事です。
モスクの見学は一通り終わりました。
パワースポットに来た感じで元気をもらいました。
元気を貰ったはずですが少し小腹が空きましたのでお茶でもいただきましょう。モスクのある2階の隣にあるカフェに入ります。
と思ったら中は薄暗く人はいるようですが、やっているのかどうかよくわからない。そして張り紙には授業中だから静かにしてね的な案内が。ちょっと入りにくいです。それ以前にこのドアどうやって開けたらいいのだ?
ドアの開けかたが分からないことにしてカフェは諦め1階に戻りましょう。やっぱり大理石がきもちいいです。嫁も一緒にさわります。モスクパワーをいただきます。
1階に降りてハラールショップに来ました。入ってみることにしましょう。
普通の商店より若干広めです。我が行徳にもこういう店が何軒かありますので、並んでいる品物には見慣れていますが色々見て回りましょう。
飲食物や物品類など物価は全体的に安い傾向です。せっかくなので何か買って帰りたいですね。
これは天然の歯ブラシらしいです。どう見ても犬の食べ物か骨っこの類にしか見えません。何が天然なのか、どこが歯ブラシなのかもわかりませんので、これはパスしましょう。
煌びやかな陶器があります。少し前に北海道の寿司屋で出てきたウズベキスタンの陶器によく似た感じですが、紋様はやはりイスラムチックです。大小あって小が900円、大が1,800円でした。
売っているものは様々で、調味料や冷凍の食肉やインスタント麺や香辛料、ガラスのショーケースでデザートなども売っていました。
普通のチョコケーキもありましたが、せっかくなので白いお皿に乗った2種類のイスラムチックなパイを注文しました。
1階チャイティー横の飲食スペースで食べることにしましょう。
味はピスタチオとクルミです。しかしなぜ両方とも豆なのか。アッチ圏の人は豆がお好きですね。味はそこそこ美味しいです。めっちゃ甘いパイで独特な風味もありません。チャイティーが合います。
甘いお菓子と甘くない紅茶を味わっていると、その出来事が突然訪れました。
謎の男「يوم الاتنين عندي درس عربي مع الإستاذ الخصوصي.」
突然、館内放送で誰かが歌い出しました。
なんだなんだ?
と同時に突然周囲の明かりが消えて真っ暗になりました。ウチらお茶をシバいてる途中なんだけど何でぇ!?
さっきのところも明かりが消えています。奥の部屋は集会場ですがまもなく明かりは消えます。
完全に真っ暗になりました。オーマイガー!いや、オーマイアラー!どうしちゃったんだ?革命か?
おいおい、出口まで閉まってますがな。しかも誰もいない。クーデターですか?完全に閉じ込められました。この間も謎の男の歌声が館内に響いております。
なーるほど、礼拝時間になっちゃったんですね。聞いてないよー。
そうです。イスラム教にはやらないといけないことと、やってはいけないことがあるのです。
我々の普通の感覚は、
やらないといけないこと・・・親孝行や善行
やってはいけないこと・・・盗みや人殺し
なのですが、イスラム教は全く違って、
やらないといけないこと・・・お祈り
やってはいけないこと・・・豚肉などを食べる
なのです。
なんともイカレた宗教ですこと。
ゆえにこのお祈りの時間は何よりも大事な時間なのです。
しかし係の人もいないとか万引きとか大丈夫かなと思いますが、それより大事なのがお祈り、それがイスラム教のようです。
ゆえにハラールショップも閉まっています。おいおいおい、君ら肝心なことを忘れてるだろ。
食器を返されへんやないかーい。俺らこのまま食器を返せず立ち往生なんかーい。
しかし出ようと思えば出れるのです。1階奥のドアは開いてますし、2階モスク横の階段からも出ることができます。なぜ正面だけ封鎖するのか意味がわかりません。
おしっこをしようとトイレに入ったら小便器があるはずの場所が凄いことに。おそらくこれは何かを洗うところでしょう。たぶん足だと思いますが、とにかく小便器がないので、おしっこができません。これもイスラム文化なのか。
ここに座っておしっこしようと25%くらい思いましたが、なんとか思いとどまりました。
もしやったらどうなるのかな。
怒られるだけじゃ済まなそうですし、翌日には「ここで小便をしないでください」と張り紙が出されるのだろうか、そんなことを考えると少し笑えました。
それから礼拝は30分くらいかかりました。
モスクに集中していたムスリムもムスリマも館内に戻ってきました。
明かりがつき、正面扉やショップも開き、食器を返すことができました。
ときに、礼拝中に謎の男が歌っていたお経みたいなのは、心に沁みましたね。
私にとってはモスクの美しさより良かった気がします。
さすがいま絶賛信者数急上昇中のイスラム教ですね。
何か引き込まれるものがありました。
といった感じで行って参りました。よく見ると東京ジャーミイって書いています。それにしてもその巨大なタワーって必要?
朝11:00に入って12:30に出たので約1時間30分滞在しました。
食事をすれば別ですが、だいたい2時間程度の所要時間だと思えばよろしいかと思います。
さて、お腹がすきました。
せっかく代々木上原駅まで来たので、チェーン店ではなく地元のお店で食べたいと思いましたが、周囲を色々回ってもこれといった店がありません。
なので、代々木上原駅の中にある「ニュー食堂FUKUYA」さんに行くことにしました。
食堂なので目新しいものは期待できませんが、種類はあるでしょう。
たった今モスクを見学したばかりなのに、頼んだのはなんと豚ステーキ定食。イスラム教徒もビックリです。別に挑発しているわけではありません。一番おすすめが豚ステーキ定食だっただけです。←本当です
若干火の通りが甘く血がしたたりそうな豚ステーキを食す我々。本日の見学をもってイスラム文化について触れ、さらに理解を深めた今日この頃ですが、今さらイスラム教に入りたいと言っても受け入れてくれないでしょう。
買って帰ったお土産です。カップ麺とクッキー系のお菓子です。
これ美味しいです。クッキーが嫌いな私ですが、これは好きです。ダーツという果実ですが、プルーンのような控えめの甘さと風味で美味しい。そしてカントリーマアムのようなややしっとりした食感がいいですね。250円程度と安いのでお勧めします。
これを見たブログの読者様もイスラム教への理解が少しだけ深まったかもしれません。
しかし、安易にイスラム教に入るのは危険かもしれません。
なぜならイスラム教は、入ったら最後、辞められないと言われているからです。
イスラム教の絶対やってはいけないことの1つに、棄教があります。
棄教とは、自分が信仰していた宗教に対する信仰を放棄することです。
棄教すればどうなるか。
棄教すなわち死刑なのです。
イスラム教を信教したら最後、毎日決まった時間にお祈りをしなければいけませんし、鶏の次にコスパが高くて美味しい豚肉が使えませんし、アルコールも一部の魚介類もNGになります。
それはさすがにちょっと引きますよね。
所詮宗教なんて誰かしら人間が作ったものであることはガチ。
時の権力者が豚のウンコを踏んだとか、アルコールで悪い酔いしたから禁止しただけでしょう。
申し訳ないですが、豚NGだけど牛鶏OKという非論理的な教えに生涯付き合うのはどうかと思いますわ。
ラマダン時期の断食とか、メッカ巡礼は面白そうですけどね。
といった感じで記事は以上になります。
気軽に異文化に触れる経験ができるので、みなさまも行ってみてはいかがでしょうか。
ご覧くださりありがとうございました。
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