AS400/IBMi CREATE TABLEで作られるカラム

IT関連

物理ファイルをDDSで作るのではなく、SQLのCREATE TABLEで作る。

ひたすら物理ファイル畑でやってきた人にとっては、なんとなく怪しい匂いが香る。

 

なので実験してみることにしました。

作ったファイルは、

でフィールド情報を確認する。

 

前置き

DSPFMT内で変わったところ

項目は複数あるけど、変化があるところは少しのようです。

空値可能

YならNULLを許す、NならNULLを許さない

フィールド属性

B = 2進データ(INT)
P = パック10進データ(DECIMAL)
S = ゾーン10進データ(NUMERIC)
A = 1バイト文字(CHAR)
O = 2バイト文字(VARCHAR)
L = 日付データ
T = 時刻データ
Z = タイムスタンプ(TIMESTAMP)

パックはサイズ小さめ、ゾーンは桁数ぶん容量をキッチリ使う印象。

可変長フィールド

ブランク、N、Yの3つ。

桁数

桁数は桁数

バイト数

バイト数はバイト数

 

 

数値型

INT

整数、INTEGER(インテジャー)長精度整数。

指定はINTもしくはINTEGERのみ。INT(50)のように桁数は指定できない。

なぜなら値が-2147483648から+2147483647と決まっているから。

INTで指定

  • フィールド属性 B
  • 桁数 9
  • バイト数 4
  • 可変長フィールド ブランク

 

SMALLINT

短精度整数。SMALLのINT。

指定はSMALLINTのみ。SMALLINT(50)のように桁数は指定できない。

値の幅が-32768から+32767と決まっているから。

INTで指定

  • フィールド属性 B
  • 桁数 4
  • バイト数 2
  • 可変長フィールド ブランク

 

BIGINT

64ビット整数。

指定はBIGINTのみ。BIGINT(50)のように桁数は指定できない。

INTやSMALLINTと同様に値の幅が決まっているから。

INTで指定

  • フィールド属性 B
  • 桁数 18
  • バイト数 8
  • 可変長フィールド ブランク

 

INT系に関して、物理ファイルとテーブルの違いで違和感があったので別記事です。

AS400/IBMi 物理ファイルとテーブル INTEGER系で違和感
SQLを使って物理ファイルではなくテーブルとしてファイルを作る。 その中でINT系で違和感があったので試した実験。 INT系なら何でもいいと思うが、今回はSMALLINTでカラムを作り、ここにSQLを使ってINSERT ...

 

DEC

小数、DECIMAL(デシマル)

書き方指定は、DECIMAL(桁数,小数点数)もしくはDECIMAL(桁数,小数点数)

DECIMALはDECと省略して書いてもよい。

DECだけでもよいが、その場合は桁数とバイト数は自動割り当て。

フィールド属性はパックのPになる。ちなみにNUMERICはゾーンのS。

ただしIBMのサイトには整数にDECIMALを使ってはいけないと書かれている。

DECだけで指定

  • フィールド属性 P
  • 桁数 5
  • バイト数 3
  • 可変長フィールド ブランク
  • 少数以下の桁数 0

DEC(8)で指定

  • フィールド属性 P
  • 桁数 8
  • バイト数 5
  • 可変長フィールド ブランク
  • 少数以下の桁数 0

DEC(8,1)で指定

  • フィールド属性 P
  • 桁数 8
  • バイト数 5
  • 可変長フィールド ブランク
  • 少数以下の桁数 1

DEC(8,2)で指定

  • フィールド属性 P
  • 桁数 8
  • バイト数 5
  • 可変長フィールド ブランク
  • 少数以下の桁数 2

 

NUMERIC

IBMのマニュアルにはDECIMALまたはNUMERICと書いてあり同じような扱い。

でもNUMERICで指定した場合はSのゾーンになるみたい。

ちなみにDECIMALはPで、INTEGERはB。

指定はNUMERICもしくはNUMERIC(桁数)。略した書き方はなし。

NUMERICだけで指定

  • フィールド属性 S
  • 桁数 5
  • バイト数 5
  • 可変長フィールド ブランク
  • 少数以下の桁数 0

NUMERIC(10)で指定

  • フィールド属性 S
  • 桁数 10
  • バイト数 10
  • 可変長フィールド ブランク
  • 少数以下の桁数 0

 

 

文字列型

CHAR

文字列、CHARACTER(キャラクター)

キャラと呼ぶが、チャーと呼ぶ人もいる。

指定はCHAR(桁数)、CHARだけでもよい。

CHARは固定長フィールド。可変長はVARCHAR。

CHARだけで指定

  • フィールド属性 A
  • 桁数 1
  • バイト数 1
  • 可変長フィールド N

CHAR(8)で指定

  • フィールド属性 O
  • 桁数 8
  • バイト数 8
  • 可変長フィールド N

 

VARCHAR

文字列、VARIABLE CHARACTER(バーキャラ)

定められていない文字列という意味。

指定はVARCHAR(桁数)のみ。VARCHARだけの指定は不可。

VARCHARは可変長フィールド。固定長はCHAR。

VARCHAR(8)で指定

  • フィールド属性 O
  • 桁数 10
  • バイト数 10
  • 可変長フィールド Y

8桁+シフト文字で計算するみたい。

VARCHAR(200)だと桁数もバイト数も202になる。

 

 

日付・時刻・タイムスタンプ型

私の職場ではこの型は使ったことがありません。

ただ下記にあるレコードを追加したときに自動でタイムスタンプを取りたいので、今回トライしてみました。

尚、IBMiの先生に、日付はやっぱりDATE型に入れた方がいいのか尋ねたところ、数値の方が扱いやすいと言ってました。

SUBSTRで切ろうとしてもCHARやTO_CHARで文字列に変換しないといけないし、そもそもRPGで値を代入できるのかすら不明。

TIMESTAMP

日付と時刻ですね。桁数の指定は必要ありません。

指定は単なるTIMESTAMPです。

  • フィールド属性 Z
  • 桁数 26
  • バイト数 26
  • 可変長フィールド ブランク

 

 

 

その他指定

PRIMARY KEY

主キーの指定ですね。空値可能はNになります。

指定の仕方はこんな感じ

 

NOT NULL

NULL値を許さない指定。

これを付与すると空値可能がNになる。付与しないと空値可能がYになる。

AS400の場合はNULLは厳禁なので必ず全てのカラムにこれを付ける方がよさそう。

もちろんPRIMARY KEYを付与した場合は空値可能はNになる。

指定の仕方はこんな感じ。

 

DEFAULT

カラムを指定せずINSERTした場合にデフォルト値として入れたい値があるときに使う。

DEFAULTに後に何を指定するのかは、型に合っていればいいみたい。

NOT NULLと一緒に使うことが多そう。

 

レコード様式名の設定

AS400/IBMi特有のアレです。

指定の仕方はこんな感じ。

 

インクリメント(増分)の設定

MySQLなどではよくやる、主にIDに使う連番。

ID連番ならPRIMARY KEYにすると思うが、PRIMARY KEY指定は無くても通る。

自動連番なので空値可能は必ずNになる。

 

インクリメント(増分)の初期化

上記を使ってID連番をセットすると、DELETEを使って全レコードクリアして、心機一転再スタートしようと思っても、IDは1からスタートされない。

これを再度1から始まるようにリセットする命令。

 

 

自動で更新日付が入るカラムを作る

いわゆるupdated_atですね。

 

自動で作成日付が入るカラムを作る

通常だとできないそうなので、トリガーを使ってやるそうです。

WEBINFOという名前のテーブルで作るとこんな感じ。

 

前述したとおりAS400のカラムは全てNOT NULLの方がいいのかもと思って、NOT NULLにすると、INSERT時に何も入れないとエラーで落ちる。

これはトリガーがINSERTのAFTERに発火しているからみたい。なので、

のようにするといいのかも。

 

ちなみに作ったトリガーはファイルを消す(DROP)と自動でトリガーも消えました。

さらにUPDDTAで修正をかけてもトリガーはかかりました。

 

作ったトリガーの一覧を見る方法はこちらの別記事にて。

AS400/IBMi 作ったトリガーの一覧を取得する
トリガーを作ったのはいいけど、どんなトリガーを作ったのか解らなくなり管理できなくなっては困るので、その見方。 ちなみに、作ったトリガーはファイルを消す(DROP)すると消えます。実際に消えました。 印刷で取得 PRTTRG...

 

見えない列を作る

見えないと怖いけど、更新日付を裏で持っておくなどの用途かも。

もしかして普段使っているファイルに、あなたの知らないカラムが隠されているかも・・・。

 

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