本当に噛むほど味がでる 広島名物 ホルモン せんじがら

食べ物のこと

今日は広島名物「せんじがら」についてお話ししようと思います。

 

皆さんは広島名物をいえば何を思い浮かべるでしょうか。

お好み焼き、もみじ饅頭、あなご飯、牡蠣・・・。

色々ありますが、実は広島は「ホルモン」も名物なのです。

 

私は広島に8年住んでいたことがあります。

会社の転勤で来たわけなのですが、その土地に8年も住んでいたらいろんなことが聞けます。

 

ほぼ100%の人が広島カープを応援しているのは笑い話ですが、以外に多くの人が原爆の被害者の子孫で身近にいたりとか、まぁいろいろダークな面もです。

 

聞いた話しですが、ホルモンが名物になった由来もそんなところがあります。

 

広島には福島町という部落的な場所があって、屠殺業が盛んだったらしいのです。

部落だから人が嫌がる仕事をやらされていた、昔に学校で勉強した通りです。

そして屠殺だから、良い意味で余ったモツを美味しく食べる文化があったのでしょう。

 

今もその福島町で屠殺をしているかはわかりませんが、その場所には食肉センターという名前の施設が残っています。

そして、その周囲にとても美味しい「ホルモンの天ぷら」を出す食堂が多く存在します。

 

私は別に差別主義者ではありませんので、元部落であろうと美味しければ食べに行きます。

私も何度かその食堂に食べに行きましたが、「ホルモンの天ぷら」は美味しいです。

ホルモンだから臭そうに思うかもしれませんが、臭みはまったくありません。

 

「せんじがら」とは少し脱線しましたが、そういう福島町→部落→屠殺場→ホルモン→美味しい

という広島のお話でした。

 

 

本当はそのホルモン天ぷらをご紹介したいのですが、福島町まで行かないと食べられません。

ホルモン天ぷらは、後でおすすめのお店をご紹介しますが、

今回はそのホルモンから派生した「せんじがら」をご紹介します。

 

「せんじがら」とはホルモン揚げのことです。前述したホルモン天ぷらのお店にはもちろん売っていますが、広島にはコンビニでも売っています。

 

東京では東京メトロ茅場町駅近くにあるポプラというコンビニに売っていますが、以外にホプラは東北と北海道以外は全国にあります。

 

 

もちろんアマゾンにも売ってますので、わざわざ買いにいくよりも早いです。

 

 

説明書きです。新鮮な豚の胃らしいです。お酒やビールによく合うそうです。実際めちゃくちゃ合います。

 

原材料は豚の胃と油と塩と調味料だけです。製造は広島市西区、噂の福島町も西区です。

 

中身はこんな感じです。基本臓物は脂質が多いですが、脂ギッシュというほどではありません。

 

結構噛みごたえがあります。味は塩味です。ガブガブ噛んで食べるというより舐めて柔らかくしてから食べる感じでしょうか。犬のジャーキーみたいに・・。

 

半分くらいこの黒いやつが混じっています。この黒い部分は少しニガいです。初心者は白い方を食べましょう。

 

黒い方もこの裏について白い部分は美味しいです。味の表現が難しいですが、とにかく噛めば噛むほど肉の味わいが溢れてきます。肉好きの人はぜひ一度トライしてみてほしいです。

 

ちなみに「せんじがら」はクックパッドに載っていますので、自分で作ることもできます。私も作ったことありますがビールに超合います。

 

もし広島に行くことがあったら、少し駅から離れていますが、ホルモン天ぷらにトライしてみてください。

それだけで平和公園や原爆ドームや宮島やお好み村を回っただけの人より広島通になれるはずです。

 

私のおすすめは、西区都町にある「たかま」さんです。

 

とはいえ、ホルモン天ぷらは油っぽいですし、人によってはクセを感じたり噛みきれなかったりするので、一度せんじがらを食べてみてください。

「せんじがら」はハマれば美味しいですよ。

私は会社に行く時、「せんじがら」があれば、口に含んで味わいながら通勤します(笑)

 

「せんじがら」は最初口に含むと、その油っぽさに不味いと思うかもしれません。

また硬いので普通に噛めば味も滲み出てきません。

なので、まずは唾液で柔らかくなるまでなめましょう。柔らかくなったら少しづつ噛みましょう。

すると美味しい味が出てきます。最初から硬いものを噛もうとすると味もでなくて油っぽいので不味いと敬遠しがちです。

 

 

記事は以上になります。ご覧くださりありがとうございました!

 

 

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