最近我が家はネットでお米を買っています。
なぜなら、たくさん置いておいたほうが買いに行く手間が省けるからです。
たくさん買うのならスーパーに買いにいくのは重たくて大変。
当然のように家まで配達してくれるネットを利用することになるわけです。
最近買っているのは、このオーストラリア米(2回目です)。大きな米袋に5kgX6袋に小分けされ、合計30kg分入っています。
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価格は変動するかもしれませんが、私が買ったときは税込み9,880円の送料無料の無洗米でした。
少し高いかもしれませんが無洗米だからでしょう。
味は可もなく不可もなく。
だから良い。
実はネットで米を買うのは、以前からかなり痛い目にあっているのです。
激安米とか、訳アリ米とか、生活応援米みたいなのを買うと米粒が不揃いで、炊いても舌触りがボソボソで食えたものでないのが多い。
そんなマズイ米は嫁だけでなく味のよく分からない子供までも迷惑そうな感じ。
それについては申し訳なく思っていますが、帰省のとき新幹線を使わず夜行バスに乗るのと同じ理由なのです。
我慢できる範疇ならば安い方がよい。
それゆえ私にとって価格が安くて味が普通なら御の字、ということで見つけたのがオーストラリア米でした。
しかし、今回たまたま目に付いてしまったのがこちら。
アメリカ産カルローズです。いわゆるカリフォルニア米です。このときは税込み8,990円の送料無料の無洗米。なんと1,000円も安い。
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そういえばマンガの「美味しんぼ」でもカリフォルニア米が美味しいと納得する場面がありましたし、楽天のレビューを見ても悪いことは書いていません。
これは買ってみるのも一興かな。
ということで、また性懲りもなく激安米に手を出してしまいました。
カルローズ大先生30kgです。超デカイです。無洗米は楽チンでいいですよね。
ここもオーストラリア米と同じで5kg単位で小分けにしてくれています。
カジュアルなフォントにピンクの印刷。なんか米らしくない気がします。
うん?「かる~いおコメ、たのしいおコメ」だそうです。そんなことは白米に求めていないのですが。
米はおかずの旨味をどっしりと受け止めなければならないはずですが、軽いおコメで大丈夫なんでしょうか。
ドライビールもあの軽さが人気だとか訳の分からない理由で売れましたが、なんか嫌な予感がします。
今は9月なので輸入年月日の1月はかなり古いです。しかもいつ精米したのかは書いていません。
精米するとどんどん味が落ちていくらしいですが、精米時期くらいは書いておいてほしいものです。
ちなみに、複数原料米というのはブレンド米ということです。
コシヒカリなどのブランド米でない限りはそんなことはどうでもいいかな。
米の拡大図です。以前買った接写レンズが役に立ちました。やけに白いのが気になりますが米粒の形は整っていて美しいです。
「はだしのゲン」が生米をかじって「うまいのぉ」って言っていたを思い出して、口に含んでみます。
飴玉のように口に含んで、2分後。
なんと見事に割れた。色は真っ白。おいおい、たった数分だけ唾液(水分)を含ませただけで割れる米ってどうなん。
炊きあがりが全部砕け散った爆弾岩のようになるのではないか。
不安しかない。
そこで、今さらながらネットで口コミを調べてみることにした。
すると検索上位にこんなブログが見つかりました。
もう最初の文章を見ただけでわかります。
米代を節約しようとしたが・・・ってことは失敗したんですよね。
最後まで読ませて頂きましたが、この方はカルローズ米はもう買いませんという結論のようです。
またやってしまった。30キロも買ってしまった。どうする俺。
でも唾液には水と違ってアミラーゼという消化酵素が含まれています。
もしかしたら、どんなお米でも割れるのかもしれない。
そう思って実験してみました。
ちなみにこれは別の用途で買った最高級の魚沼産コシヒカリ。しかも無農薬米です。
単一原料米とはブレンド米ではなく産地・品種・年度の全てが統一されているという意味。精米年月日も直近で信頼できる。
試しにこの米をカルローズと同じように口に含んでみる。
もんぐるもんぐる、口の中で飴玉のようにねぶり倒します。
ところが、割れる気配はまったくない。そして10分後。
少しヒビが入った程度。さすが魚沼産コシヒカリ。色といい違いは明らか。
四の五の言っても始まらない。
カルローズ米を炊飯器にしかけて、翌朝に炊けるようにする。
米粒の形をしていないクズご飯ができるのでないか・・・。
その晩は釜の中が心配で、あまり眠れなかった・・。
でもたぶん大丈夫。
アメリカは米国と言われるくらいだから。
世界的にみるとアメリカは米の本場はなのでしょう。←根拠なし
そして翌朝。炊き立てをついでみました。写真映りが悪いのですが、現物の見た目は悪くないです。
どうでしょう。見事に炊けているし1粒1粒がきちんとしてコメの割れもない。お!これはいけんじゃね?
食べてみました。
カルローズと魚沼産コシヒカリの比較をすると、
カリフォルニア産カルローズ→ やけに白い、味があまりしない気が、モッチリ感は少ない
魚沼産コシヒカリ(無農薬)→ 色は気にならず、コメの味がするような、激しくもっちり感
特徴としてはあまり味がしない感じがします。
タイ米みたいな独特な匂いもありません。
別の日にカレーにしてみました。ふむ、カレーと食べると普通のおコメですね。
結論は、これはこれでアリ。
なんせ米粒が揃っていて美しいのがいい。
でも私は買わないかも。
しかも、もうオーストラリア米も買わないかも。
食べ比べて気付いたのですが、今まで米をまったく味わって食べていなかったなと反省しました。
米はおかずと一緒に食べて本領を発揮するものであり、米単体では味が無いものだと思っていました。
魚沼産はズバ抜けて美味しいとは思えませんが、滋味らしきものを感じました。
背景に日本の稲穂の風景や香りを感じました。
噛むたびに味がでると言いますが、それを感じたお米でした。
何も考えずに食べた感じでは正直言って、カリフォルニア産も魚沼産も差はないです。
でも何かは違います。
どちらを毎日食べたいかと断然コシヒカリです。
決定的な何かがあります。
私は一食で3合食べたこともある米好きですが、米の味について無頓着であったことを恥ずかしく思いました。
どうする30kg。
食べるしかないでしょ・・。
といった感じで記事は以上になります。
ご覧くださりありがとうございました。
追記 2019/07/17
カルローズの記事たくさんの方に見て頂いております。
ありがとうございます。
追加記事書きましたのでよろしければご覧ください。
追記 2020/5/4
コメントに良いことを書いて下さった方がいらっしゃいます。
ぜひご覧くださいませ。
コメント
もち系の遺伝子が入らない純粋なうるち米ですね。食感はパサパサ。日本では朝日米、ササニシキ、日本晴など、今や希少。
コシヒカリ以下、うるち米にもち系遺伝子を入れた現在の日本の米は、明らかに異常であり、肥満、糖尿、米アレルギーを増大させています。
アメリカでは米が健康食となってますが、それは、アメリカの米が、純粋なうるち米だから。アメリカの米を推薦します!
津田圭一さま
コメントありがとうございます!すごい勉強になります。
ササニシキもそうなのですね。ビックリしました。
そういう背景なら私の記事は少し偏った見方をしていますね。
失礼をいたしました。