以前私が広島に住んでいたときのことです。
イカが大好きな嫁のために活きたイカを買ってあげたことがありました。
そういうサービスを九州呼子の業者がやっていたのです。
買ったのは2杯です。
もともと嫁が食べたいということだったので、1杯は嫁が自分で捌いて食べましたが感動的な美味しさだったそうです。
もう1杯のイカはみんなで晩御飯に食べます。
もちろんお刺身です。
子供達も美味しいと言って食べたそうですが、私が会社から帰るころには何の変哲もない普通のイカ刺しになっていました。
「将太の寿司」にも書いてありますが、活きているイカは透明ですが、死んだら白くなるそうです。
身の色は
- 透明
- やや赤(怒った色)
- 白
と変化するそうです。
私もなるべく早く帰るようにしたので、絞めてから1時間も経ってないはず。
こんな鮮度の落ち方だと一般人が新鮮なイカを食べるのはかなり難しいと痛感しました。
そしていま千葉に住んでいるのですが、またあのイカを味わいたいという話になったと言うことです。
といってもイカにも季節があります。
ヤリイカは冬の時期、以前食べたスルメイカは7月頃が旬のようです。
そしてようやく7月がきました。
さぁ、スルメイカを呼子から取り寄せようとネットで見てみると、東京は送れないらしいです。
距離的に生きたまま運べないそうです。
九州から広島は近いけど、東京は遠いからね。
仕方がないです。
仕方がないので生簀料理などで食べれるところがないか調べてみることにしました。
「関東 活きイカ」でググると東京駅近辺にイカセンターというお店を見つけました。
しかし、口コミを見ていくと「高い」という声が多いです。
それもそのはず、1杯で5,000円とか書いていました。
立地は東京駅ですし生け簀や輸送費もかかるので致し方ないですが、さすがにそれは厳しいです。
再度「千葉 活きイカ」でググってみると魚一商店というのが見つかりました。
ここは活きイカを関東圏では格安の¥2,780で食べれるそうです。
(執筆当時の価格です)
しかも場所は津田沼なので西船橋から総武線でたったの3駅という好条件。
ここならなんとか行ける。
しかも「ぐるなび」に情報を載せているらしく、神奈川松輪直送泳ぎ活真イカ(スルメイカ)15杯入荷! と書いてありました。
しかも情報は毎日15:00頃に更新されるようだ。
Web情報を毎日更新するとはさすがですね。
早速電話してみました。
私「ネットで15杯入荷があると見たのですが、そのうちの1杯を押さえた上で予約ってできますか?」
店員さん「できますよ!」
予約もスンナリ通ったので19:00に予約を入れて、津田沼に行くことにしました。
津田沼駅を北口から出て階段を降り、すぐ左方向に歩くとこんな景色が。
ミニストップを右に曲がるとこんな景色。このまま少し行くと左手に見えてきます。
魚一商店さんです。魚問屋という言葉に期待が膨らみます。
入るといきなり水槽がお出迎え。透明なイカが泳いでいます。掴んでそのままかぶりつきたい。
席に座るとすぐに店員さんが丸のままの活きたイカを持ってきてくれました。
おじさん「このイカを、今からやっつけてきます!!」
子供達「かわいそう」
そう言うと思いました。
イカは見事なままに透明です。ゲソは刺身・塩焼き・天ぷら・唐揚げ・ゴロ焼きにできるそうなので天ぷらでお願いしました。
醤油につけるとしっかり透明なのが見てとれます。透明なイカって初めて食べるかも。
食べると確かに美味しいです。
コリコリで甘さも感じます。
私「これいくらすると思う」
と嫁に聞くと、
嫁「600円くらい?」
と返ってきました。
相変わらず嫁の金銭感覚には恐れ入ります。
生簀を用意して、神奈川から取り寄せて、捌く前にお客さんに見せて、ゴージャスに盛りつけして、ゲソを天ぷらにする。
しかも一日十数杯しか入らない。
それが600円という値踏みだと店員さんが聞いたら悲しい顔になりそうだ。
しかし金銭感覚でいうと嫁の方が正しいのかもしれません。
スルメイカは死んでて良ければスーパーで1杯200円くらいで売っていますので。
しかもこのスルメイカは、特上刺身盛り合わせ3人前より金額が高いのです。
それを安いと思っている私の方がどうかしてるのかも。
それはともかく、子供達も気に入ったようでどんどん箸が進みます。美味しいですね。
イカの肝みたいなものがありましたが、それも美味しかったです。
そうこうしていると、注文した特上刺身盛り合わせ(2人前)+サーモンがやってきました。
やっぱりイカには日本酒ですね。地酒祭りらしいのですが銘柄がよくわかりません。辛口好きな私がエイヤーで頼んだのは「梅乃宿」
なんとこれが超甘口。失敗しました。なんとなく梅の香りがします。
宮島ビールというのもあるそうです。広島に住んでいましたが知りませんでした。
嫁も満足したようで何よりです。
また活きイカが食べたくなったら寄せてもらいます。
といった感じで記事は以上です。ご覧くださりありがとうございました。
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