毎年正月は年始の挨拶のために本家にお伺いしています。
昔に比べると大人しいながらも、酒や肴が出て昔話に花を咲かせるわけですが、美味しいお菓子も出ます。
その1つがタイトルでお伝えした、堺名物の肉桂餅です。ニッキ餅と言います。
ニッキというのはシナモンのことです。
ニッキの香りは好き嫌いがあるので万人受けしないのですが、私はこれが大好きです。
しかし、最近はそれを好きな叔母さんが来られなくなったとか、品薄で手に入らなくなったとかで、本家に献上されなくなってしまったのです。
なので、今回は私が買いに行こうと思いました。
お店は八百源というのですが、最寄り駅は路面電車の阪堺電軌阪堺線という鉄道の花田口駅のようです。
しかしそんな訳のわからない鉄道を使うのは御免なので堺東駅から歩いて行きます。十分歩ける距離でしょう。
途中、沢口靖子さんの出身校である泉陽高校があります。ファンの方は聖地巡礼のような気分になるはず。この学区では2番目に頭の良い学校です。
泉陽高校まで来ればもうすぐ。一本ほど内の通りに入ったところにあります。
堺名産肉桂餅、この看板が目印です。
というよりも建物の方が年季が入っており目立っています。看板と青いのれんのコントラストが渋いですね。
全体図はこんな感じです。ようやく来ることができました。
老舗で人気店なのに、細い路地で駐車場もありません。車で来る場合は店の前に停めると迷惑なので少し離れたところに停車しましょう。
店内です。有名人の写真やら、堺市の賞状などが飾ってあります。それもそのはず、この店は堺の誇りですから。
これが名物の肉桂餅ですね。値段は・・・
貼ってある値札をみると、
3個 650円(1個あたり217円)
5個 1,150円(1個あたり230円)
10個 2,300円(1個あたり230円)
15個 3,400円(1個あたり227円)
20個 4,600円(1個あたり230円)
30個 6,800円(1個あたり227円)
でした。1個あたりの値段は私が計算しました。
1個あたりの計算がバラバラよくわからないのですが、おそらく箱代で左右されるのだと思います。
あと店員さんは、お箱に入れない場合は少し安くなるようなことを言っていたと思います。
のし紙が必要か聞かれましたが、私の場合は不要だと答えました。
2019年12月30日当時の価格です。
南蛮最中というのもあります。私の後に来た人は肉桂餅15個入りを3箱と最中を買って帰りました。結構売れているようです。
肉桂餅ゲットです。15個入りを1つと、5個入りを1つ買いました。
さあ、家に帰って実食です。肉桂餅は5年以上食べていませんので久しぶりです。
今日は12/30ですが賞味期限は6日まで。約1週間というところでしょうか。やわらかい餅なので早めに食べた方がいいと思います。
昔はこんな気の利いたパッケージにはなっていませんでしたが中身は変わらず昔のままです。
外側がお餅で中にこし餡が入っています。肝心のニッキは周りのお餅に含まれていてシナモンの香りがプンプンします。ああ・・美味しい。これがめちゃくちゃ美味しいのです。
父母に聞いたところ、
- 昔の肉桂餅はもっとニッキ臭かった
- 1日しか日持ちがしなかった
- 人気で予約しないと買えない
- 店が人気になりすぎて天狗になって客が離れた
- 車がないととても行けない場所にある
と言っていましたが、ほとんど当てはまりませんでした。
かなり昔の話、もしくは妄想だったようです。
地元ならではの色々があったのかもしれません。
本家に献上したところ、皆さん喜んで召し上がってくださいました。
少し歩きましたが、行って良かったと思います。
嫁がシナモンスティックを買って帰りました。TOPPOみたいな外見ですが食べられません。ニッキの木の皮なので、紅茶の風味づけなどに使いましょう。
さきほども申しましたが、肉桂餅は好き嫌いが分かれるので万人受けしません。
私は大好きですが、嫁は苦手だそうです。
シナモンが好きな人は一度試してみてもよろしいかと思います。
もちろんここが本店です。確か高島屋某所にも売り場があるそうです。
年末は12/31まで開いていますが、年始は4日くらいまで休むはずです。
Facebookをやっているのでスケジュールはそちらをご確認されるといいでしょう。
記事は以上になります。ご覧くださりありがとうございました。
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