注)2019年3月末に閉店だそうです(/_;)しくしく
みなさんはドリアンをご存知でしょうか。
ドリアンとは、フルーツの王様と言われる果物で、とても美味しく甘味な食べ物なのだが、とても臭いという欠点があるのです。
嫁はドリアンが大好物なので、久しぶりに食べさせてあげたいと思っているのだが、なかなか見つからない。
そりゃ普通のスーパーで売れば、その臭さゆえに客からクレームが来るからな。客は逃げるし、ハエは来るしで大変だ。デパートや飛行機は持ち込み禁止である。
広島にはフジグランという、こちらで言う西友みたいなスーパーがあり、そこでたまにドリアンを見かけるのだが、今済んでいる千葉では見たことがない。
西友は難しくても、イオンクラスの大型スーパーでは揃えていて欲しいものだ。
以前有楽町にある百果園という果物専門店で買うことができたのだが、ラップをグルグル巻きにしてもらったにもかかわらず、ドリアン臭は強烈で電車内に臭いが漏れてしまうのだ。これはキツイ・・。
しかも後日ツイッターにこんな投稿があった。
誰だよ東西線にドリアン持ち込んだバカ
— とぅるん (@lilyaji) 2016年7月7日
はっきりとは言えないが、多分私たちのことだ。どうもすみませんでした。
しかしドリアンの臭いってわかんだね。
どんな臭いかというと、人によってそれぞれですが、包み隠さず言うと「生ゴミの臭い」です。
これは後日通販で買ったドリアンです。この状態でやや臭います。なのでヤマト運輸の人も大変です。
どこか東京や千葉で食べられるところがないか調べて見たのだが、まったく見つからない。
私と同じく百果園で買ったという情報がネット上にはあるが、結局持ち帰りが厳しいので難しい。
そこで、もっとエリアを絞って調べたところ、見つけました。
それは以外にも我が街のそば、東京メトロ東西線の行徳駅近辺にありました。
行徳駅から徒歩5分程度。
それがこのお店、タイ料理と中華料理の店リトルバンコク。バンコクとはタイ国の首都のこと。そう、ドリアンと言えばタイなのだ。
昼もやっているけど、行ったのは夕方の開店直後。案の定、先客は1人程度で空いていてよい。カウンターはご覧のとおり7席程度。
壁にはよくわからないタイの俳優らしき人のポスターが貼ってある。タイは王様の国なので、国王なのかもしれない。
ジュースやビールが並んでいる。無理にアジアンテイストな雰囲気を演出しているわけではなく、ごく自然な感じがいい。
テーブル席はこの長テーブルだけ。そんなに広いお店ではない。
お・も・て・な・しのおしぼり。ところで今日はご主人さん1人しかいないのだが、おもてなしの方は大丈夫なのだろうか。
今日は嫁とケイちゃんを連れていている。娘のメグちゃんは友達と別のところで食べるそうだ。我が家にも反抗期到来か・・。
さて、何にしますか。子供が食べられる辛くないやつを聞いたら、海老チャーハンとスープ御飯だと言っていた。
牛ソテーや、スペアリブなどの肉系のメニューもある。
定番のタイカレー。タイカレー最高に美味しいですよね。私は日本やインドよりタイカレーが好きです。
ドリンクメニュー。タイビールとドライとウィスキーと杏露酒など。看板に偽りなし、中華料理の要素もあるようだ。
ドリアンしっかりメニュー化されているようだ。裏メニューじゃなくてよかったです。しかし臭いものを店で出して客が怒らないのだろうか。
本日の注文は、
私 スープビーフンとタイ風チャーハンのセット980円くらい?
嫁 タイ風エビチャーハン840円 ドリアン時価
ケイ 肉とバジル炒め掛け御飯945円
にした。せっかくご主人に辛くないのを聞いたのに、ケイちゃん辛そうなの頼んで大丈夫かな。
せっかくなので手軽にお金を落とせるビールも注文する。象のマークがタイっぽいね。左がタイビールチャン630円、右がタイビールシンハー578円だ。
ありがてぇ。キンキンに冷えてやがる・・と思ったらグラスは常温。この辺が家族経営らしくご愛嬌ですね。
実はこの店なんどか来たことがあるのですが、ご主人と奥様がいらっしゃって、お嬢さんが手伝いをされていた。ま、ビールはこんな感じですよね。
ケイちゃんはコーラをいただきました。安定のコカコーラですね。
肝心なビールの味ですが、左のビール「チャン」は薄い感じ。ドライやバドを飲んでる感じかな。
右のビール「シンハー」はそこそこ癖がある。あまり美味しいとは思えなかった。初心者なら左の方がおすすめかな。
最初に来たのが私のセットのチャーハンだ。何がタイ風なのかよく判らなかったが、味はしっかりしてとても美味しい。中華風で出してもおかしくない。この倍は欲しいところだ。
これが嫁のタイ風エビチャーハンだ。エビチャーハンと言うだけあり、私のよりエビが多く入っていた。もう美味しいに決まっている。
この頃から人が4人くらい入って来て、ご主人さんがてんやわんやになってしまった。なんせ1人しかいないからな。
これが私のセットのスープビーフン。デカイ器のように見えるのは、私の写真が下手だからだ。そんなに多くはない。ただ、チャーハンとこれを食べたら、そこそこ腹は満ちるに違いない。
これもとても美味しい。こんなフォーらしき平麺も入っている。超極細麺をビーフンと言っているのだろうか。薄くなく濃くなくちょうどいい味です。
ナンプラーとか唐辛子とか酢とか調味料があるのでお好みで。
これがケイちゃんが頼んだ、肉とバジル炒め掛け御飯。少しもらったけど、まぁまぁ辛いね。
全体的に美味しくて、妙な香辛料を使った料理はなく、ほぼほぼ日本人の口に合いそうだと思いました。
そしてこれがお待ちかねのドリアン。冷凍している。
聞いた話、あれば生ドリアンを提供するそうだが、すぐ痛むそうなので冷凍保存するそうだ。
まだ冷凍の在庫がたくさん残っているので、当分は冷凍を出すそうですが、ぜひ生ドリアンがあるときは、店頭に「生ドリアンあります」と張り紙をしてほしいところだ。
とはいえ、嫁はこの時点で感動している。久しぶりだったからね。
ドリアンは半解凍的な感じで出てきたので、フォークで容易に食べられる。しかも臭いは冷凍したせいか、そこまで臭わないし、周りの誰も気にしていない。
ロングで撮ってみた。大きさはこんな感じです。
真ん中に大きなタネがあるが、日本では絶対に育たないそうだ。味は、嫁曰くとても甘くて、カスタードクリームのような、まったりとした美味しさらしい。
ところでドリアンとお酒の組み合わせて食べると危険で死ぬこともあるそうなのだが、ご主人に聞くとこの程度のアルコール量だと問題ないそうだ。但し、体調によっては何があるか分からないので、注意して自己責任で食べてほしい。ドリアンの食べすぎで死ぬ人もいるそうだから。
ご主人もご家族もドリアンが大好きで、売り物のドリアンをつい食べてしまうので大変みたいだ。それだけ誘惑が多い食べ物らしい。
一般的に臭いと言われるドリアンなので、タイ料理屋でも出しているところは少ないようだが、ご主人の理解とアットホームな雰囲気のおかげですね。
とても満足でした。ありがとうございました。
途中でご家族が帰ってこられたので、てんやわんやのご主人さんも大助かり。我々のような一見さんが急に来たから慌てさせてしまいました。
ドリアンが手に入らなくて恋しい人は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。冷凍ですが、私の嫁は満足の品質のようです。