いつもブログをご覧下さりありがとうございます。
関東に来てはや9年目に差し掛かる今日この頃、思えばいろんなことがありました。
やはりその土地のことは住んでみないと解らないものですね。
色んな地に転勤する機会を与えて頂いた勤め先の会社には感謝しかありません。
記事のテーマは関西と関東の違いですが、皆さんがもうすでに知ってることまで書き連ねていきますが、よろしければご一読ください。
エスカレーターの右と左の違い
まずは常識的なところから攻めていきましょう。
皆さますでにご存じだと思いますが、エスカレーターは基本的に左側に立って右側を開けますが、大阪は右側に乗って左側を開けます。
これは関西全てがそうではなくて大阪圏特有の現象のようです。
もっと言うと、私の感覚ではザックリ大阪・兵庫・奈良・和歌山は右というイメージです。
同じ近畿である京都だけは含まれておりません。
おそらく京都人は大阪と一緒が嫌いだからです笑
うどん・そばのつゆの違い
これも定番、関西のうどんは色が薄くて、関東のうどんは色が黒い。
学生の頃に「知ってる?関東のうどんは真っ黒なんやで、いやぁぁぁ」みたいな話をしてました笑
関西は薄口醤油、関東は濃口醤油を使っている違いだそうですが、侮るなかれ、塩分は薄口の方が高いので健康的には関東のほうが優しいそうです。
某駅の立ち食いそば屋に入ったとき、ガチで真っ黒のツユが出てきたことにビックリしたのを覚えています。
しかし、最近では「はなまるうどん」や、ヒガシマルの「うどんスープ」の影響か、ビックリするほど黒いうどんにはなかなかお目にかかれません。
もし東京に行って黒いツユに出会いたければ、いにしえから営業しそうな定食屋さんか、立ち食いそば屋がおすすめです。
たこ焼きの違い
関西のたこ焼きは、外も中もふんわり、出汁を利かせたそのまま食べても美味しいたこ焼き。
関東のたこ焼きは、外側カリっと熱々、色んな具材を載せてバラエティも楽しむたこ焼き。
独断と偏見ですが、私はそう思ってます。
関東は、有名な「銀だこ」の影響をモロに受けており、焼き上がりに油をかけ、外側をカリッカリに揚げた感じに仕上げ、そして「もちチーズ」やら「きんぴら」やら何かを載せて食わせるスタイルです。
揚げた感じなので、ご覧の通り形がしっかりしていて外がカリカリです。これは関東人の好みというより、銀だこが関東をメインに市場を開拓した結果そうなったんだろうと思います。
対して関西は出汁で食わせるタイプのたこ焼きで、外も中もふわふわです。ネギやチーズ程度はあるものの、具材を載せて食べることはほとんどなく、醤油・ソースなどかけるものに工夫を凝らす傾向があります。
軽い味わいと食感のため、関西人はたこ焼きをおやつ感覚で食べます。
さらに東西の違いを言うならば、
- 関西人にとってたこ焼きはおやつ
- 関東人にとってたこ焼きは食事
かな思います。
ときに、私は関西人の中で最も「銀だこ」に理解があると自負しております。
なぜなら、銀だこの会社「ホットランド」の株主だったからです。
この記事はホットランドを分析しまくって、銀だこもたくさん食べた上で書いております。
スコップとシャベル
家庭菜園などで土を掘る道具、スコップとシャベル。
この呼び方の違いが関東と関西でも存在します。
下記は関西ではスコップ、関東ではシャベルです。
下記は関東ではスコップ、関西ではシャベルです。
えええwwww逆じゃねww!?
これもこちらに来てから知りましたが、とても驚きました。
どう考えてもスコップって子供が砂場で遊ぶ可愛らしいイメージがあって、シャベルは現場のおっさんが足を掛けて土を掘りおこすイメージがあるじゃないですか。
そもそもシャベルって強そう・・ですよね。
しかしそれはあくまでイメージなのですね、不思議な不思議な話です。
画鋲と押しピン
画鋲は共通言語だと思いますが、関西では画鋲のことを普通に押しピンと言います。
会社の上司と同僚は、純粋な東京人なので、ちょっと聞いてみる事にしました。
私「これ、何と呼んでます?」画像を見せる
同僚「がびょう」
私「関西は押しピンなんですが、通じますかね?」
同僚「通じないと思います(^^)/」
ミルクとフレッシュ
コーヒーに入れるこれ。
東京ではミルクらしいですが、関西ではフレッシュです。
以下またまた同僚とのやりとりです。
私「これは?」画像を見せる
同僚「ミルク!」
私「(関西では)断然フレッシュなんですよね。関西でミルクと言う人はいません」
同僚「・・・」
ポーションという人もいるそうですが、あなたは何派ですか?笑
今川焼と大判焼
小麦粉から作られた生地にあんこが入ったこれ、美味しいですよね。
たまたま会社で差し入れがあって食べることができましたので、こちらも同僚に聞いてみました。
私「これなんて呼んでますか?」物を見せる
上司「今川焼」
同僚「今川焼」
私「私は大判焼です。って、二人とも今川焼なんですねww」
というやり取りがありました。
パーキングとモータープール
駐車場、とくに一時駐車場のことをパーキングと言いますよね。
でも関西ではモータープールと言います。
モーターのプールなんですね、めっちゃ適当ww
これが証拠です。関西ではモータープールなんですよね。
さらにもう一枚。最近は大手が増えてきたのでパーキングも使うようですが、いにしえの駐車場はみんなモータープールです。
天津飯のあん
これは関西人の私が一番驚いたことです。
関西で天津飯といえば当然のように上記画像のような上品で半透明な和風餡がかかっています。
ウェイパーや鶏ガラのような中華スープに片栗粉でトロミをつける、それがふんわり卵とご飯に超絶にマッチするのです。
しかし、なぜか関東の中華料理屋はケチャップ餡なんです。
あん?おいおい、俺の天津飯に何してくれちゃってるんですか
「こいつは天津飯のうらみだ」とダブルスレッジハンマーを喰らわせてやりたくなります。
オムライスはケチャップなので当然合う組み合わせかもしれませんが、少なくとも私にとっては完全にNOセンキューの味でした。
もちろん文化の違いなのでどちらが良いとは言えませんけどね笑
電車のおしゃべり
東京に来て電車に乗っているとふと気が付くことがありました。
めっちゃ静か・・・です。
大阪ではペチャクチャお話しするのがデフォルトです。
声もデカいし、これ見よがし(得意になって人に見せびらかしたり当てつけがましくしたりするさま)に他人に聞こえるように話しをします。
私は大阪で育ったので、大阪の方がいいかな。
東京は誰も喋らないので静か過ぎます・・。
電車の連結部分を渡る
東京に来て電車に乗っているとふと気が付くことがありました。
東京の人は電車の連結部分を渡らないのです。
大阪の人はガンガンに渡ります、本当にガンガンに渡ってきますよマジで。
なぜ渡るのかというと、自分の降車駅の出口に近づきたいという理由だと思いますが、もうほんとじっとしていられない病なのかと思う程に渡ります。
東京ではそういうことがないので、連結部分のドアに持たれていても大丈夫なのです。
それでもごく稀に東京でも渡っている人はいますが、おそらくそれは関西から転勤してきた人だと決めつけていいでしょう。だから私は渡らないのです笑
ワイシャツとカッターシャツ
私もスーツの下に着ているアレのことです。
ワイシャツという表現があるのは知っていましたが、関西では十中八九がカッターシャツです。
証拠画像がこちら。関西ではワイシャツではなく、カッターシャツなのです。
関東住まいの人には信じられないかもしれませんが、紳士服の売り場でもちゃんとカッターシャツで表示されています。
もちろん私の親にワイシャツを見せても、「カッターシャツやろ?」と100%言います。
この文化の差はミルクとフレッシュの比ではありませんので、関東にいる間は私もカッターシャツは封印してワイシャツと呼んでおります。
1回生と1年生
もう10年以上昔の話なので現在はどうかわかりませんが、恐らく今も関西の大学は1年生のことを1回生と言います。
2年生は2回生、4年生は4回生、私のときも回生と呼んでました。
ピカピカの1年生という幼いイメージがあるので、大学からは回生と呼ぶことに少し誇らしげに感じていました。
調べたところ関東と関西の大学では
- 関西では単位不足でも進級はできる
- 関東では学年ごとに単位を取らないと進級できない
という違いがあって、関西では在籍年数を示す意味で回生が用いられるそうです。
進級できないということは、つまり5回生はあるけど5年生は無いということになります。
食パンの厚さ
あまり感じたことはありませんが、関西では4枚切りや6枚切りがよく食べられており、関東では6枚切りや8枚切りがよく食べられているそうです。
関西ではモッチリと厚め、関東ではサックリと薄めということでしょうね。
また同僚に質問してみました。
私「ところで食パンを一番食べる切り方順に並べるとどんな感じになります?私は6枚→4枚→8枚の順です」
同僚「8→6。4はないですね。基本8で、売り切れの時に6な感じですかね」
私「まじで8wwwやはり関東人は8枚なんだww」
同僚「おおお、そうなんですねwwww」
という感じで、お互いにビックリしてました笑
水の硬さとシャンプーの量
東京に来てから思ったこと、それは思ったよりシャンプーが泡立たないこと、さらに洗濯したタオルが常にパッサパサなことです。
おそらくこれは水の硬度の違いだと思います。
コッチに来てから居酒屋で上司と同僚と話をしたことがあります。
私「なんかコッチに来てからシャンプーが泡立たないんですよね」
上司「そうかなぁ、ちゃんと泡立つけど」
私「先輩ってシャンプー使うとき何プッシュされてます?」
上司「5プッシュかな」
私「5!いくらなんでもそれだけ出せば泡立つでしょうね」
という仰天のやり取りがありました。
なぜ仰天なのかは、私は1プッシュ手前で止めているからです。
そう、関西の水は硬度が低いせいか、よく泡立つのです。
実家に帰ったときにシャンプーをするとモッコモコに泡立つのを見て確信しました。
また、以前広島に出張したときに泊まった宿でシャンプーをしたら、これでもかというくらいに鬼モッコモコになったのを覚えています。
水の硬度は県だけでなく市町村や水道局によって変わるそうなので一概には言えませんが、明らかに違いはあります。
私はもちろん泡立つ関西のほうが好きです。
あと関東でタオルを洗濯したらパッサパサになりますが、関西だとフワフワになります。
パサパサの方がよく水分を吸ってくれるので、タオルは関東の方が好きです。
気候と部屋干しの可・不可
雨が降っているときの洗濯、部屋干しは必須ですよね。
関西にいるときは洗濯でいつも悩まされていました、あの生乾きの臭い。
しかし関東に来てからは違いました。
まったく臭くありません。
おそらく空気が乾燥気味なのか、生乾きになる前に乾いてしまうのでしょう。
乾く速度が速いと感じたことはありませんが、関西ではほぼ確実にあった生乾きは皆無になりました。これは嬉しい誤算ですね。
あと、関東は空気が乾燥していて気持ちがいいです。
関東に来てからというもの、関西のジメジメ感と生乾きから解放されて助かっております。
ザ・めしや風な飲食店の有無
皆さんはご存じでしょうか、関西には「ザめしや」という飲食店があることを。
ザめしやとは、たくさん並べられた作り置きの料理を好きなだけ取り、すぐに食べられる食堂です。
それを言うと、上の図にあるバイキングじゃねーの?と思われるかもしれません。
少し違います。「ザめしや」とは取った分だけお金を払うシステムだからです。食べ放題ではありません。
これが関東には無いのです。
関東人は行列に長時間並ぶことを苦に思わない民族性は知っていますが、その反面、作り置きなどの手抜きが許せないタイプなのでしょうか、バイキングはあるのに・・。
その真偽は私もわかりませんが、とにかくそういうタイプのお店を聞いたことがないのです。
尚、「ザめしや」は固有名詞であり、他にも色々なお店があります。
そのスタイルの先駆者が「ザめしや」だと思っているので、そう呼ばせていただきました。
PS.後で調べたところ、㈱フジオフードグループという会社のブランドである「まいどおおきに食堂」は関東にもありました。しかし、やはり本社は大阪のようです。
ちなみにこの会社は優待券も出しているのでなかなか面白そうですが、前期赤字を50億も出しているので、ちと厳しいかもしれません。
終わりに
といった感じです。
他にも、関東はおでんの中に「ちくわぶ」が入るなど、細かいところは他にも色々あると思いますが、ここらで一旦お開きとさせていただきます。
他にも特筆すべきものがあれば追記するかもです。
記事をご覧下さりありがとうございました。
たこ焼きに関しては下記の記事でさらに詳しく掘り下げているのでよろしければご覧ください。ホットランドの銘柄分析の記事ですが、東西たこ焼きの違いがよく解ると思います。
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