丸山穂高議員を擁護する観点から持論を展開します

政治

政治的な内容をブログ記事にするのは初めてです。

以前カタログハウスは政治的な意見を誌面に持ち込むなと言った私ですが、どうしても言いたいことがあるので、記事にさせて頂きます。

ブログの性質上、カタログハウスと違って、内容は記事ごとに分かれますので、気に入らなければ読み飛ばしていただけると幸いです。

そして私は個人的に誰にも嫌われたくないですので、内容は偏ることなく慎重に書くつもりです。

 

 

 

著者(私)について

まず最初に私がどういう思想を持った人間なのかをご説明します。

 

戦争大好き、朝鮮人出て行け、安倍死ね、政府転覆、私がアッチ系ソッチ系の人間なら以下の話は聞くまでもないと判断されてしまいますので、そうではないと先に申し上げておきます。

実際私の思想なんて特にありませんが、しいていえば「戦争反対だけど防衛のための武力は必要」、「立憲民主党と地上波メディアいいかげんにしろ」くらいです。

まぁ、ごく普通の感覚なので面白味も無いと思います。

 

立憲民主党を支持している方いらっしゃると思いますが、党も支持者もいいかげん目を覚ましてほしいです。

熱心に与党を追及して受け皿になろうとする彼ら。どこがいいのかさっぱりわかりません。他にも色々言いたいことはたくさんあります。

国民のためになる仕事をして自らの信用で議席を取りなさいと思います。

 

私も本名でブログやSNS等をやっており、親や家族や知人に見られることも覚悟し、言動には注意していますが、立憲民主党を批判することには何の恥じらいもありません。

 

もちろん自民党にも問題はありますし、支持といえる政党は特にありませんが、現在の世の中に概ね満足している人間なので、与党の自民党は嫌いではありません。維新も嫌いではありません。共産も嫌いではあるけどその意見は尊重します。

 

党で一概に決めつけるのはよくありませんが、そういったところでしょうか。

 

あと大阪出身のため地方政党「大阪維新の会」については少し思い入れがあります。

今回はここを思いっきり批判します。

 

丸山議員の件について

今回の件、丸山議員の言動は粗相の範疇であり、厳重注意処分で済ませられたのではと私は考えています。

法律、世論、被害者、国際基準、表現の自由、党則、など色々な基準を用いて丸山議員の処遇が議論されていますが、結局は、原因となった丸山議員がどれだけ悪いことをしたのか、どれだけ北方領土交渉に悪影響があったのかだと思いますので、そこに注目してお話したいと思います。

ただ、彼の戦争発言に対し大半の国民が非難の声をあげているので、私は丸山議員をフォローする観点からお話ししますのでご了承ください。

もちろん理由は随時補足します。

 

 

戦争発言について

丸山氏は初めから誤解だと言っています。

戦争で取り返すことは賛成か反対かを交流団の方に聞いただけで、「戦争しましょう」と言ったわけではありません。

 

と言ってもそれは彼を庇う人間の言い訳。それはわかります。

もし団長さんが「はい、戦争をしてでも取り返したいです!」と返したならば、丸山は「いや、戦争はいけません!」とは言えません。

じゃあ何の質問だったの?ということになりますので。

その場合は、戦争を肯定する発言をせざるを得なかったはずです。

ではやはり丸山議員は戦争主義者なのでしょうか。

 

普通に考えてみてください。

ロシアの軍事力は桁違いなのは誰もが知っていることです。

とはいえ日本の軍事力もゼロではありません。北方領土を武力で奪取することは一時的なら可能かもしれません。

しかしその後、核ミサイルを東京に打ち込まれずとも、4島を取り返されるだけでなく、勢い余って北海道もしくは本土まで占領することもありえます。

おまけに日露関係は二度と修復ができなくなるでしょう。

これは勝手な空想ですが、普通の人は同じ認識ではないでしょうか。

私は相手の戦力関係なく戦争はダメだと思ってますが、最近めちゃくちゃやってる韓国を戦争で駆逐したいと言っている人はたまにネット上にいます。

でも、さすがにロシア相手は無謀です。

 

ゆえに国会議員である丸山氏の戦争発言は本気のはずがない。普通に考えればこの認識にいきつくはずです。

しかしそれなら、「戦争には反対だ」と返ってくることを知りながら団長に問うたのなら、それはあまりに酷な質問だと思います。

戦争はできないのですから、そんな質問意味がありません。傷つけるだけです。

ただ、丸山氏の心の中はどうだったでしょう。

 

私の考えでは、丸山議員はこのたび交流団の方々と国後島に渡り、その目で現実を見て、何十年も取り戻せていない現状を憂いたのだと感じました。

あの場には記者がいました。

丸山議員の発言はどちらかというと団長ではなく、記者に聞かせるように不満をぶつけていたように感じます。

「戦争をしないと取り返せないほど事態は深刻だ」その現実をぶつけることによって、メディアをそして世論を北方領土に向けたかった。

私はそう感じました。

彼は軽々しく「戦争」という言葉を使いましたが、少なくとも彼が北方領土のことをまるで考えていない人間ではないのは明らかではないでしょうか。

 

話を戻しましょう。今回事態がここまで大きくなったのは、戦争発言のためです。

以上の考えにより、私は丸山議員を擁護しますが、人それぞれ受け取り方にもよりますので、それでも戦争を肯定している印象を丸山から受けたという意見は尊重します。

 

しかし彼が誤解だと言っている以上は、彼の言葉の方が優先して尊重されるべきです。

なぜなら、本当に丸山議員が戦争主義者ならば、「はい、戦争するべきだと思っています」とハッキリ言うでしょう。

そうでなければ、決めつける方が間違っていると思います。

 

また、誤解という丸山の発言に対し、「誤解ってなんだよ、誤解をする俺たちが悪いと言っているのか」と怒りの声をあげる人もいます。

これは頭に血が昇りすぎです。誤解を与える表現をしたのは丸山ですから、それは丸山が悪い。

ただ、誤った認識をされてしまったのなら、彼にはそれを弁明する権利があるはずです。

 

もし彼が、「戦争しないと取り返せないほど事態は深刻だ」と発言していれば皆さんはどう感じるでしょうか。

語尾にこう付け加えるだけで少し和らいだと感じませんか。

残念ながら結果は一緒です。結局マスコミはこの発言を切り取って「戦争しないと」で報じます。

これが怖い。これこそが言葉狩り、印象操作というものです。

今までこれで何人の人が追い込まれたでしょうか。

私は、こういう行き過ぎた報道に騙されないように少し間をおいて判断するようにしています。

 

 

深酒をし、深夜大声で騒ぎ、机を叩き、周囲の睡眠を妨げるなどの迷惑をかけた

今回の件は維新支持者の大半も丸山議員を批判しています。

彼のことをよく知る支持者は、こちらの失態の方を強く指摘します。

彼のお酒の失態は今に始まったことではないそうですし、2016年のツイートで「議員でいる間は一切お酒を飲まない」と宣言していますので、それを破ったことになります。

これは謝罪は必要です。維新支持者はどうでもいいですが、迷惑行為を受けたと交流団の方が訴えているわけですから当然です。

 

しかし、度重なったとはいえ、除名や議員辞職に値するほどのことでしょうか。

次に、交流団の方々が訴える被害に注目していきます。

 

台無しになった

交流団の方がインタビューで言っておられました。「(丸山議員のせいで)台無しになった」と。

ネットを見ると、「政府の地道な交渉を台無しにする愚行」という記事もありました。

直接面と向かって言われた交流団の方達は、相当頭にきたでしょう。その気持ち私にはわかるはずもありません。

 

しかし、何が台無しになったのでしょう。具体的に何が台無しになったのか挙げられるのでしょうか。

現実は、何も台無しになっていません。ロシア上官に嫌味を言われただけです。

 

外務大臣の河野太郎さんも、丸山議員の発言は、決してプラスにはならないと言っただけ。

そりゃそうです。安倍政権の外交は、そんな発言で状況がひっくり返る柔なものだったのなら逆にメディアは政権を追及するでしょう。

企業は、クレームはチャンスと捉えます。

もしかして外交筋の人間には、逆にチャンスだと受け取った人もいるのではないでしょうか。

なぜなら、ロシア上官は「そんな発言をする人間は、問題の解決を考えない人だ」と言いました。

それなら逆に「この度は問題解決を望むご表明を感謝します」とそのロシア上官に嫌味を言えばいい。

それくらいの厚かましさは必要でしょう、外交なんですから。

 

その後、日本維新の会の片山副代表と馬場幹事長がロシア大使館を訪問したが、和やかに話すことができたと言っていました。

そんなもんです。

日本が戦争や武力や圧力というオプションを完全に捨て去ったわけですから、ロシアのご機嫌はさぞかし良いでしょう。

 

 

迷惑行為について

丸山議員が騒いだことによって迷惑をうけたのは交流団の方々ですから、私がどう庇おうとも、世論がどう叩こうとも、彼らの言い分が尊重されるべきです。

彼らが絶対に許さないと言えば、残念ながら丸山議員の除名は避けられません。

 

あれから1週間経過しましたが、現在の彼らの心境はどうでしょうか。

実際には、何も台無しになっていないし、自分達が煩くて眠れず不愉快に感じただけで、誤解と訴えている1人の人間をここまで追い詰めることになったことに、どう感じているのでしょうか。

 

怒りという心情は沸騰するお湯のようなものです。当時はもちろん怒って当たり前です。

だから謝罪なのです。丸山議員は交流団の皆さんの前で立たされ、北見市職員につるし上げられ、惨めにもその場で謝罪させられました。

そして日本維新の会に反省を込めて離党届を提出しました。

 

これで勘弁してあげられないものでしょうか。

本当は交流団の方はそこまで怒っていないのでは?と邪推しているわけではありません。

謝罪で済ませてあげられる内容だったのではということです。

 

 

お酒を飲まない宣言

彼は禁酒宣言をしていました。2016年のツイートです。

その2016年以前にやらかしたお酒のトラブルを反省してそう呟いたのでしょう。

 

今回の丸山議員が発言した全文は私も読みました。

大半の方が、けしからん!無礼だ!という声をあげていました。維新支持者の方もです。

酒を飲んだうえでの暴言だと捉えられれば当然かもしれません。

 

もちろん私も繰り返し読みました。しかし私は発言には、特に問題は感じませんでした。

なぜなら、普段の丸山議員はあんな感じだからです。

何のフォローにもなっていませんが、あれが普段の丸山議員であり、酒は関係ありません。

 

飲酒という言葉からくる、負のイメージに惑わされていませんか。

内容も特に問題無いと思いますよ。普段どおりの、ちょっと挑発的で押しの強い丸山議員です。

 

ところで2016年の禁酒宣言のツイートを誰が引っ張ってきたのか存じませんが、そちらの方が異常性を感じます。

皆さんが3年前のツイートで呟いた何かを指摘されて罵倒されたらどういう気持ちになりますか。

丸山議員もそれと同じ心境だと思います。

 

丸山の発言は議員辞職に値するのか

丸山を議員辞職しろと世論やツイッターやヤフコメで盛り上がってます。

それはもう凄い勢いです。

 

彼のツイートには何千人の人が「議員を辞めろ」「お願いします議員を辞めてください」「議員を辞めたほうがいいと思います」という声が届きます。

そしてその1つのツイートに何十・何百という「いいね」がつきます。

それがリツイートで拡散され、さらに引用されます。

彼のTwitterに届く通知の数は想像もつきません。携帯から見ているのなら充電は1時間もって良い方じゃないでしょうか。

 

 

彼が議員辞職に値するのかを論じるのは自由ですが、それを決めるのは日本においては法律です。

罪刑法定主義、罪や刑罰は法によって定められなければならない、法律の初歩です。

しかし丸山議員の言動を裁く材料は何もありません。

 

もし丸山議員が、

  • 交流団や記者に殴りかかるなど暴行を加えた
  • 交流団や記者に脅迫や侮辱や名誉棄損の発言をした

であれば、彼は即議員として終わりです。私もそう思います。

被害届が出されて法的に何らかの処分が下されるでしょう。

 

もしくは、

  • 4島ロシア住人に向かって「戦争で取り返す」と言った
  • ロシア大使に向かって「戦争で取り返す」と言った

などですね。これも国際問題になります。

 

そうでなければもう少し冷静に判断すべきだと思います。丸山議員は何か犯罪を犯したわけではありませんから。

 

日本の国会議員として相応しくないという声があります。

それは尊重します。

しかし私はそうは考えていません。

だから選挙なのです。丸山が以後当選するかを決めるのは、あなたの1票、私の1票です。

 

ゆえに、丸山氏のツイッターにまるで脅迫のようにリプするのは止めてあげてほしいです。

表現の自由は何を言っても許される権利では決してありませんがそういった脅迫じみた行為から守られるべきものであると思っています。

 

 

日本維新の会の対応について

私は冒頭に丸山議員は厳重注意で済むと申しました。

これはとても甘い認識だというのは解っています。

現実は謝罪し、離党届を出し、受理されずに除名、さらには議員辞職勧告という処遇になっているからです。

厳重注意で良いと私が言うには、あまりにも世論の常識とかけ離れすぎています。

それでも厳重注意というには理由があります。

 

話はかわりますが、私は橋下徹さんが提唱した大阪都構想の住民投票のときから、遅ればせながら熱心に大阪維新の会を応援していました。

橋下徹さんのYouTube動画は全て見ましたし、3万円寄付して大阪維新の会の志士登録もしました。バッチも持っています。

完全に橋下信者と言わんばかりでした。

 

今はそうでもありません。政治家でないコメンテイターとなった橋下徹に用はありません。

あの輝いていた、橋下徹さんはもうYouTubeにしかいません。とても残念なことです。

維新も少し嫌気です。Twitterでは維新信者の方がガンガン維新のことばかりツイートするので嫌気がさしてきます。支持者の間でツイートを回して何が楽しいのでしょうか。

他にも理由がありますが、ここでは割愛させて頂きます。

とはいえ、松井代表は私が一番尊敬する政治家ですし、維新の政治のおかげで大阪はとても良くなりましたので、これをぜひ全国でやってほしいとは思っています。

だから今でも、日本維新の会は私が票を入れる候補の一つです。

 

さて、そういう私の尊敬する維新の会ですが、今回丸山議員の粗相を受け、早々に丸山議員の除名を行い、議員辞職勧告まで行いました。

そして維新支持者の皆さんは、手のひらを返し、除名だ議員辞職だとツイッターで丸山を叩きまくりました。

一部は本気で丸山のためを思って議員辞職を薦める人もいましたが、リプを受け取る丸山側からみれば同じ叩き行為です。

 

維新は、立憲民主党みたいに悪いことをしてもロクに責任も取らず謝罪もそこそこにしてうやむやにする政党がいるなか、自分達は責任野党だと差別化を打ち出しています。

維新支持者も「私たちは信者ではない、正しいことは正しい、間違っていることは間違っていると言う、だから維新を支持しているんだ」口を揃えてこう言います。

だから、丸山を庇うことはダメだと早々に判断してしまったのでしょう。私はそれは先走りだったと思っています。

 

私は丸山議員の言動よりも、維新の会の対応を強く問題視しています。

なぜ松井代表及び日本維新の会執行部は丸山議員の除名を早々に決めたのでしょうか。

問題があれば早々の決断勇断が功を奏す、最近の傾向もあったのでしょうが、それにしても早すぎます。松井代表は丸山議員と面会もしていないはずです。

 

普通の企業、一般企業では、部下が客先で粗相をしたらどうでしょうか。

その社員をこっぴどく叱りつけながらも、上司も部下に同行して謝罪に行くものではないでしょうか。

もし私が松井代表なら丸山議員から報告を受け、メディアの騒ぎを聞くやいなや、すぐ飛行機を予約し、団長とのアポイントを取るよう丸山に指示するでしょう。

丸山は誤解だと言っているのですから、それを信じて行動するだけです。

その感覚が無いのが情けないと感じました。

恐らく、堺市長選挙の影響を気にして迅速に対応したのだと思いますが、それは皆んなが嫌う党利党略ですし、所属議員を守ろうとしない政党なんてどうなのでしょうか。

そう思うわけなのです。

 

 

松井「君は戦争してもいいと思っているのか?」

丸山「そう思っていません」

松井「わかった。善は急げや、すぐ謝りにいこ!」

それだけのことです。善は急げを履き違えてしまったのでしょうか。

維新は信を得ようとして信を失ったと思います。

 

まず最初にやることは、迷惑をかけた交流団の方たちへの謝罪です。

だからメディアも世論も無視です。

まずは、丸山議員の粗相を、顔を上げてくださいと言われるまで謝り倒します。

 

それで許してもらえなければ、

松井「丸山、お前のミスは皆んなでフォローしてやりたかったけどワシの力不足や。帰って皆で話あってみるけど、除名処分になったら堪忍な。帰ったら応援してくれたみんなに謝っとけよ」

になるし、

団長さん「松井さん、誤解というのが解りましたから、顔をあげてください」

と言われれば、あとは都内かどこかで記者会見を開いて、次はひたすら国民の皆さんに2人揃って釈明するだけです。

迷惑行為を許してもらえたなら後は誤解を説くだけです。

 

 

後は党として厳重注意処分を出すだけです。処分が決まれば1~2週間もすれば世間は忘れます。

なぜなら、自民党の杉田水脈さんは「LGBTは生産性が無い」と言いましたが、あれば完全な差別発言です。

それが今では完全に忘れられてますから。世論なんてそんなもんです。

これが私が厳重注意で済むと思った理由です。

もちろんしばらくは謝罪祭りですが、謝って済むなら御の字でしょう。

 

すなわち、世間の常識とはかけ離れているが、維新はそれ(厳重注意処分で済ませること)を目指すべきだったと私は言いたいのです。

 

 

それが普通の感覚、民間の感覚じゃないでしょうか。

部下がミスをして同行してもくれない上司なんてただのクズですよ。

政治家はそういうもんじゃないんだよと言うなら、やっぱり民間の感覚とはかけ離れているのかなと感じます。

特に維新は「中小企業のおっちゃん感覚が必要」の精神で政治をしていたはずなので、特に残念に思いました。

 

ましてや丸山議員の議席は、議員や支持者の皆さんが汗をかいてポスター貼ってビラ配って知人から赤の他人にまで声かけして得た貴重な票の結晶なのですから、そんな簡単に手放してもらっては困ります。

もちろん丸山議員のせいですし、支持者にも松井さんにも顔に泥を塗ったわけですが、結果厳重注意で済めば喜ばしいじゃないですか。

そういう意味では立憲民主党はどんな不祥事があっても所属議員は守っています。それからすると、維新は立憲民主党より残念な政党に思いました。

 

 

話を戻しますが、交流団の方たちに謝罪すれば、おそらく100%許してもらえると私は思っています。

それを期待して折衝してはいけませんが、理由は前述したとおり、戦争発言の誤解さえ解ければ、何も台無しになっていないし、受けたのは迷惑行為だけですから。

繰り返し丸山議員が酒で失敗したのは交流団の方達には関係ありませんので、丸山議員がかけた迷惑の度合いを考えると、二人揃って釈明して説けないとは思えません。

 

釈明の言葉を考えると、そうですね・・

 

「戦争で取り返すという出来もしないことを言い関係する皆さまを傷つけてしまい誠に申し訳ありませんでした。このとおりお詫び申し上げます。・・・その上でどうか発言の釈明をさせてください。もし彼が仮に、北方領土を諦めましょうという逆の主旨の発言をしたならどうでしょうか・・・。私なら怒り狂うと思います。今回彼は、内容はともかくとして領土を取り戻す手段について発言をしました。つまり発言のベクトルだけは、皆さんと同じ方を向いていました。これが逆だったら私は彼を除名し、ここに一人で謝罪に来ていたでしょう。「もう無理です」「みなさん諦めましょう」そんなことを言う人間こそ日本の国会議員である資格はありません。もちろん彼の発言は言語道断ですが、北方領土を取り戻すのに努力されている皆さんと同じ、強い憤りを感じたからこその発言だったこともご考慮いただき、このとおりお許し願えませんでしょうか。そして誠に申し訳ないことに、我が党は外交政策で北方領土には触れておりません。そのことにもここで皆さまにお詫びするとともに、日本維新の会も北方領土問題にお力添えをさせてください。なにとぞ・・」

 

まぁ、言葉は何でも構いません。それは松井代表の腕の見せ所ですから。

それでも誤解もとけず、謝罪も受け入れてもらえないのなら、松井代表の能力不足です。

 

というのは、北方領土を奪われた多くの当事者の中に「戦争をしてでも取り返したい」という人が一人もいない前提で話が進んでいるのですが、もし松井代表が「我が党にはこの丸山を含め戦争をしてでも取り返したいと思っている者は一人もおりません!」と交流団の方々の目の前で宣言したならどうでしょうか。

それはそれで団長さん達は、なんだかな、やるせない思いを感じると思います。それこそ北方領土返還のやる気さえ疑われる発言になってしまいます。

 

翌日の新聞の見出しは、「維新松井、北方領土返還に覇気なし!」です。

コメンテイターは「戦争は確かにダメだけど、それくらいの覇気は持って交渉に臨んでほしいですよね、カードをチラつかせるのは交渉の基本だし、戦争っていっても貿易戦争って手もあるんだし、維新のやる気を疑ってしまいます」と結局叩くでしょう。

 

大事なことは、もっと領土問題に関心をもってくれ、そして解決しようということ。

これは交流団の方々も、みんなから期待を背負っている立場だと思います。

だから丁寧に説明すれば許してもらえるはずです。ベクトルは同じ方向を向いているのですから

 

 

話が長くなっていますが、丸山を連れて詫びにも行かない代表ってどうなの?と思うわけです。

しかも、松井代表は記者会見で、

松井「戦争で取り返すような考えは党として一切ない」

と言っただけで、丸山の釈明はしなかった。これも残念極まりない。

 

ときに島耕作という漫画に中沢というまさに理想の上司がいましたが、松井さんはああいう大きく温かい人間だと思っていただけに、ショックは大きいです。

 

 

その後、日本維新の会、片山副代表と馬場幹事長はロシア大使館を訪問しました。

奪い取られた領土なのに、なぜロシアに謝罪に行くのだと維新の訪問を叩く人がいましたが、これは維新が正しいです。

なぜならロシアの歩み寄りがない限りは、領土問題は解決しないからです。

 

丸山議員の発言に対してロシア高官も不快であるとコメントしています。

それなのに、なんの接触も無いようでは、ロシア側はどう思うでしょうか。

ロシアは気分次第で交渉も交流もすべてをストップさせることが可能です。

実効支配しているロシアからしてみれば願ったり叶ったり、それを口実にされてしまいます。

それこそ日本の今までの努力が水の泡です。

 

そして松井代表はTwitterで下記のように言っています。

丸山君、アルコール依存症は精神的なダメージがあると聞いていたのである意味安心しました。片山代表と馬場幹事長がロシア大使館へ伺ったのは、日本の国会議員が戦争で領土を取り返す趣旨で発言したのでは無い事の釈明と、これまでの外交努力を無駄にしない為です。辞職して出直して下さい。

 

これを見ると維新は謝罪をしに行ったわけではないというのが見て取れます。

まぁかるくお詫びの言葉は出したと思いますが、問題ないでしょう。

 

しかし、これをロシア大使館を訪問して釈明するのならば、なぜ丸山議員を連れて、丸山議員ごと釈明しなかったのか凄く疑問です。

 

日本の国会議員という言葉を使っていますが、これには丸山議員は含まれるのでしょうか、含まれないのでしょうか。

 

含まれるのならば、除名前に釈明するチャンスはあったでしょうし、今まで通りのお付き合いをしてくれるとロシア側の言質が取れれば、除名処分という厳しい選択肢を選ばなくても済んだでしょう。

もし含まれないのならば、これは非常に残念です。

むしろ維新の今までの対応を見ると、含まれない(維新は戦争で取り返す考えはもっていないが、丸山はわからない)と考える方が普通です。

 

酷いと思いませんか?丸山氏は誤解だと言っているのに、所属議員を信じない維新、最低です。

自分さえよければいいと思っているのか、ロシア大使館を訪問したのは、自分達の保身のためではとさえ疑ってしまいます。

松井代表は支持者から親分とか親びんとか言われてますが、何が親びんだよ・・と思います。

 

今回の維新の対応には非常にがっかりさせられましたが、除名処分は日本維新の会の倫理規定にのっとり決定した処分なので、残念ながら何も言えません。

しかし議員辞職勧告はおかしいと思います。

 

 

議員辞職勧告について

私は上記のとおり、日本維新の会の行為を批判しましたが、除名処分にまでは残念というだけで、批判はできません。

 

なぜなら日本維新の会の党則や倫理規定があるので、それに触れていれば除名もやむをえません。

それを裁決するのは執行部でしょうから、それが彼らの法律です。

 

しかし、議員辞職勧告については、おかしいと思います。

辞職勧告はその言葉どおり強制ではありませんが、世の中の叩き方はもはや強制に近いです。

松井代表も丸山議員に対し、「辞職して出直してください」と繰り返し言っています。

 

罪刑法定主義の日本において、法律で定められていないことを強制するのは罪刑専断主義という独裁国家のやることです。

 

繰り返しになりますが、表現の自由は何を言っても許される権利では決してありませんが、そういった脅迫じみた行為から守られるべきものであると思っています。

ゆえに、自分達の責任でもある丸山議員の不祥事に対して、議員辞職勧告まで行うのはやりすぎだと思います。

 

 

最後に

まとめますが、私は一方的に丸山議員を擁護し、維新の会を批判するつもりはありません。

もちろん丸山議員が悪いに変わりはありません。

ただ、維新の会の対応次第ではここまで酷い事態にならなかったのではないかという疑問をもっているということです。

 

この後、立憲民主党の辻本清美議員が本件について言及するとき、「国後島訪問は普通の海外渡航とちょっと違う」と発言しました。

これ、辻本議員の失言です。

国後島は海外ではありませんよね。日本の領土ですから。

もちろんロシア側はロシアの領土と言っているので、柔軟な見方をすれば断定はできませんが、日本の国会議員がこの認識では困るのですね。

丸山議員を言語道断と非難していた辻本議員でもこんな感じなのです。

辻本議員は、直後に「あ、海外じゃない」と気付いて訂正しました。それでいいんじゃないでしょうか。

だから皆さんも、マスコミの報道は一呼吸おいて判断しませんか。そして色んな考え方を、色んな見方をしてみましょう。

そうすればマスコミが変わらなくても、日本の民主主義は成長しますし、日本も良くなります。

 

正直北方領土問題に関しては、ほとんど意識したことがなく申し訳ないと思っているところです。

多くの日本人の皆さんも同じではないでしょうか。年に一回か二度、メディアが取り上げたときに思い出すくらいです。

しかし今回北方領土問題は大きく注目を集めました。

 

繰り返しますが、丸山議員は「北方領土は諦めましょう、諦めざるをえない」という発言をしたわけではないのですから、「このままでは北方領土は帰ってこないぞ」という丸山議員が除名になってまで届けてくれた「メッセージ」だと前向きに受け止めてみてはいかがでしょうか

そうでなければ領土問題は何も変わりません。

 

長文になりましたが、ご覧くださりありがとうございました。

 

 

2019/5/22追記します

丸山議員の「女を買いたい」発言を文春が報じていますが、これに関しては録音などの証拠がありませんし、別のメディアでは「女のいる店で飲みたい」という発言になっていたりするので、現時点では含まないことといたします。

丸山議員が日本酒を美味しそうに覗き込む写真も出され、初日から酒を煽ったことを本来の目的を忘れた不謹慎のように書かれましたが、酒を初日に用意したのは他の皆さんですし、どうぞ飲んでくださいと言われたら彼だってじゃあ遠慮なくと飲むはずです。もちろん皆さんも飲んだでしょう。

報道が悪意すぎます。

 

2019/6/5追記します

さらに週刊新潮がロシア人少女に抱きつきキスをしたという記事を出してきました。ヤフーのトップにも出て、また丸山を叩きまくる人達で賑わっています。

この記事・・おかしいですね。

周囲にいた人達はなんで今まで黙っていたのでしょうか。

 

ロシア人家族側が被害を訴えたらその日中に大使館どころかロシア本土にも伝わる大問題ですよね。

文化は色々なのでスキンシップだと認識されたのなら問題にならないのでしょうが、問題でなければ大丈夫ですし、少女に抱きついて何回もキスをしたと書いていますが、よく読めばハグしてチューをしたフレンドリーな挨拶にも思えます。これは我々が騒ぐよりもロシア人のご家族がどう感じるかだと思います。今後の成り行きを見守りましょう。

 

しかし、その場にいた日本人がおかしいと思ったのなら、黙っていた方々の神経も疑います。

皆の前で丸山議員を公開説教してつるし上げた市の職員の動画がありましたが、あのときなぜこのことを言わなかったのでしょうか。

 

そして、なんでこのロシアですら知らないこんな大事なことをイチ週刊誌がすっぱ抜けるのか。

こうなってくると、もはや全容が丸山を陥れるための細工だったと、逆にすべてを疑いたくなります。

 

こう書くと私を異常者のように叩く人もいるかもしれませんが、皆さんも録音などの証拠を元に叩いてきたはずです。

ならばこういった信憑性の薄い情報に、今のところは惑わされないように冷静に判断することが必要かと思います。

もちろん証拠が明るみになり、ロシア家族側が訴えて、大使館から呼び出しを喰らって、彼が法的に処罰されるなら私は彼を庇いません。

そこまでバカではありません。報道が酷いので真相がわかるまで成り行きを見守りましょうというスタンスです。

 

 

2019/7/29追記します

丸山議員がNHKから国民を守る党に入ると聞きました。

私は喜ばしいことだと思います。

 

私もNHKから国民を守る党には3年前から期待を寄せていました。

というのもNHKの受信料制度には確実に問題があるからです。

維新の足立議員や丸山議員もスクランブル放送に積極的でしたから、真逆の方向転換とも思えません。

松井氏のように身内をあっさり切り捨てる人間よりも、立花氏のようなちょっと問題あるけれど、物事を貫き通す人間の元に居た方がいいと思います。

 

ときに、ロシア人家族に抱きつきキスをしたという話はどこに消えたのでしょうか。

言葉だけ聞くと国際問題にもなりそうな話ですが、訴えられたりしなかったのでしょうか。

・・・。

結局はね、そんなことはでっち上げだったか、問題として取り上げるに値しない程度の内容だったのだと思いますよ。

その後出たおっぱい揉みたい発言もしかりです。

 

これがメディアの報道には落ち着いて判断した方がいいと言うこと。これに尽きます。

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