皆さんは文教堂をご存知でしょうか。
そう、あの本屋さんの文教堂です。
先日株の物色をしていて気が付いたのですが、実はあの文教堂も上場しているのです。
その名は「株式会社文教堂グループホールディングス」
本屋のくせに偉そうな名前です。
それだけなら私も完全にスルーするのですが、この会社も株主優待があるのです。
株主優待の内容は、優待カード。
それを提示すると会計時に割引してくれるそうです。
その割引率は持ち株数により変化する。
- 100株以上だと5%割引
- 1,000株以上だと7%割引
- 10,000株以上だと10%割引
雑誌など頻繁に本を買う人は持っておきたい優待ですね。
株価は執筆当時で143円なので100株だと14,300円のみ。
とりあえず片っ端から株主気分を味わいたい私にとって格安で株主になれるチャンス。
これは面白そうと思い、さっそく決算書を見てみることにする。
なんぞこれぇ!
自己資本比率がマイナスとかクソ会社じゃねーか。やばいどころの騒ぎじゃねーぞ。
完全な債務超過である。
いつ倒産してもおかしくない。
これはヤバイです。
おそらく電子化の波に押されているのでしょう。
我が地元にも文教堂はあるのですが、文教堂はこれでいてなかなか品揃えが良い。
イオンの本屋は品揃えが全然ダメだから、ぜひ頑張ってほしいところ。
しょうがない。1万なにがしを寄付するつもりで買ってみるか。
ということで文教堂の株を買いました。
それが2020年2月の話です。
そして届いたのが4月中旬です。これが届いた優待の中身です。
紙は株主優待のご案内です。直営店全てで使えるそうです。現金支払いでしか使えないのがちと残念。
7%割引はゴールドカードで、10%割引はプラチナカードらしいです。クソ会社のくせにやたらと株主を挑発してきます。
なかなかセンスのいいデザインです。カード自体はペラペラで財布に入れていても邪魔にはならなさそう。
裏面です。地元の文教堂はCDコーナーが無くなって文具コーナーになりましたが、それも割引に含まれるみたい。
早速使ってみました。ちゃんと5%引いてくれました。いいですね。
私は大のAmazonユーザーですが、本だけはなるべく本屋で買うようにしています。
なぜなら潰れたら自分が困るから。
やっぱり本は本屋さんでの出会いもあるので、その機会を失いたくありません。
本屋は無くならないと油断してたらダメですよ。
採算が取れなければ本屋でも平気で無くなります。
そして一度無くなれば同じ場所に本屋は出店しにくいものです。
株はともかく街の本屋を守るためにも、本は本屋さんで買われてはいかがでしょうか。
といいつつ、ここでお値打ち情報。
新型コロナウイルスのおかげで世間は大混乱の渦ですが、本屋さんは案外伸びています。
本屋と呼ばれるところはどこもそうらしいです。(ヴィレッジヴァンガードは知りません)
これは2020年4月13日に発表された文教堂の半期決算です。2019年は3億近い赤字でしたが、今年は見事にプラ転しました。
なんせ図書館は閉館だし、外出系の娯楽が全てダメ。
外食も客だけでなく店まで非難される始末。
それゆえ、ささやかな自宅の楽しみのために皆さん本を買い求めるそうです。
将来性という意味ではあまり期待できませんが、今期においては業績や株価はそこそこ期待できそう。
株の入門としては面白そうですが、債務超過の会社なので過度な投資は禁物です。オススメはいたしません。
もし買われるのなら投資は自己責任でお願いしますといったところで、今回の記事は以上になります。
ご覧下さりありがとうございました!
後日、記事にしました。私の生き様をご覧ください。
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