こうじパパ
君たち、碁(ご)って知ってる?
こんなやつ
けいちゃん
知らない。
こうじパパ
碁ってのはオセロや将棋のような対戦ゲームのことだよ。
将棋はこんなの
めぐちゃん
ヒカルの碁のアレでしょ。お父さんのマンガみたよ。
こうじパパ
そうそう。どんな話か言ってみて。
めぐちゃん
ヒカルって男の子に、ウィスパーみたいな背後霊がいて、最初は背後霊に碁をさせてたけど、だんだん自分で碁を覚えていって、最後はプロになって活躍するって話でしょ。
こうじパパ
ウィスパーって妖怪ウォッチのアレ?
めぐちゃん
そう。
こうじパパ
そうきたか。妖怪もずいぶん親しみやすくなったもんだ。
けいちゃん
それが何?
こうじパパ
うん。それでね、さっきメグちゃんが言ったけど、プロ野球やJリーグの選手と同じで、碁にもプロがあるんだ。
けいちゃん
プロって何?
こうじパパ
それをお仕事にしてお金をもらっているということ。囲碁の試合をして、ファンや観客の皆さんに見てもらってお金をもらっている。囲碁の塾もあって、先生として教えたりもするんだよ。
けいちゃん
碁が仕事なんだね。
こうじパパ
そういうこと。棋士というお仕事なんだ。その漫画に出てくるヒカルという主人公は、小学校6年から始めて中学生でプロになったんだ。
けいちゃん
え~、中学生で?
こうじパパ
野球などのスポーツは、体格や、力、走る速さとかが大事だから子供は大人にはかなわないけど、碁は考えて石を置くだけだから、大人と子供が対等なんだ。メグちゃんは読んだからわかるよね。
めぐちゃん
眼鏡をかけたオカッパの子は小学6年生でプロになってたよ。
けいちゃん
漫画だからじゃない?
こうじパパ
お父さんそう思ってインターネットで調べてみたんだ。そしたら最年少11歳でプロになったって子がいたよ。女の子だった。
めぐちゃん
本当にいるんだ。
けいちゃん
僕と同い歳だよ。
こうじパパ
お父さん何が言いたいかわかる?
めぐちゃん
碁をしろってこと?
こうじパパ
違う違う。碁をしろって言っているわけじゃないんだ。11歳でお金を稼ぐ力を身につけて、すでに自分の道を歩む人もいるんだよってことなんだ。
けいちゃん
・・・
めぐちゃん
・・・
こうじパパ
大人になったら働かないといけないのは前に言ったけど、君たち将来やりたいことって今言えないだろう。
けいちゃん
うーん
めぐちゃん
うーん
こうじパパ
どんなお仕事があるかは学校の授業で習っているかもしれないけど、もう一度くわしく調べてみてもいいね。あと、身近で働いている人、スーパーの店員さん、駅員さん、先生もお仕事だよ。そういう人達を少し観察してごらん。
めぐちゃん
わかった。見てみる。
けいちゃん
見てみる。
まとめ
ヒカルの碁は大好きな漫画なので題材にとりあげました。そういう人達が現実にいることは驚くことですし、それを知ることでどこかで何かを決めるキッカケになるかもしれません。モチベーションを高めるためなら何でも話します。