今回は株の話を混じえた外食の話です。
実は私、スシローの株を買ったのですよね。優待株はあまりいい思い出がないのですが、また優待券目当てで買ってしまいました。
初見してわかるクソ株か割高株なら見向きもしませんが、一応は私のお眼鏡に叶ったということです。そして買えば不思議と愛着が湧いてくるのですね。でも、投資し続けるとなると不安なのでお店に行ってみようとなるわけです。
私のホットランド(銀だこ)の株記事などをご覧の方はご存知だと思いますが、私が株の記事を書くと確証バイアスに満ち満ちた、めちゃくちゃ長文の記事になるので、詳細は割愛させていただきますが、簡単に予備知識だけお話しさせていただきます。
スシローの親会社はFOOD & LIFE COMPANIESという名前で、証券コード3563で東証Primeに上場しています。そこがスシロー・京樽・回転寿司みさき・杉玉の4つのブランドを展開しています。
私の感想ではスシローと回転寿司みさきは抜群に良い、京樽は微妙。で、杉玉って?
ということで西船橋にある杉玉に行ってみることにしました。東京メトロ&JRの西船橋を降りて徒歩2分のところにあります。
予約はネットから簡単にできるので、予約することをお勧めします。スシローの系列店なのでそこそこ人気です。今日は娘のメグちゃんがお仕事なので、19:45スタートと遅めになりました。
店の写真は撮り損ねましたが、きれいな店内です。よくある厨房をL型に囲うカウンターがあり、その他は4人掛けのテーブルがそこそこあります。
店内の明るさはほどほど、海鮮居酒屋にありがちな活気は感じられませんが、接客は悪くありません。
申し遅れましたが、杉玉は大衆寿司居酒屋という名目で、安い旨い鮨・酒・肴をモットーにお子様連れでもご家族でもくつろげるお店を目指しているようです。この辺はスシローと同じ方向性ですね。
店名の杉玉とは酒屋や酒蔵の軒先につるしている蜂の巣みたいなアレです。HPを見ると、すしを酒と一緒に楽しんでほしいという思いを込め、新酒ができたことを知らせる「杉玉」をブランド名にしたと書いてありました。なんだかよく解りませんが・・。
こちらがメニューです。拡大すると大きく見れます。基本的に369円がベースとなっており割安感を演出しています。もちろん高いものもあります。まるでスシロー方式の価格設定のようですね。
ん?ところでこの店はタッチパネルではないのですね。
私がスシロー株を買おうと思った理由の1つに徹底した省力化があります。最近のスシローの店内は驚きばかりです。私もシステムエンジニアの端くれとして、こんな自動化システムが作れれば・・と思いつつ尊敬の念を持っています。それだけに人力頼みは少し残念です。
さて、本日のオーダーは
- 生ジョッキ
- 生搾りオレンジサワー
- ペプシコーラ
- 獺祭(日本酒)冷
- アジの骨せんべい
- イカスミ黒キムチ
- 杉玉ポテトサラダ
- フライドポテト
- 上玉(上寿司)
- 特玉(特上寿司)
- 並玉(並寿司)
- 小玉(寿司)
- 飲めるサーモン
- 数の子松前漬け
- 鶏唐揚げ
- 欲張りな天ぷら盛り合わせ
- 巻き寿司(ネギ鮪、うな玉)
にしました。
店員さんに注文を全て告げると、「次回以降はこちらのQRコードからスマホでオーダーいただけます、もちろん口頭でも大丈夫です」
だそう。最初からスマホで良かったのだが?
システムはスシローに比べるとまだまだ発展途上感があります。
私の生ビールと嫁のオレンジサワーがきました。オレンジは絞って入れるやつです。
全員の飲み物が揃う前にお寿司がきました。これは飲めるサーモンという名前の寿司。普通のサーモンですが肉厚&赤シャリでとても美味しいです。これは日本酒冷がめちゃくちゃ合いそうです。
そうです、スシロー系列だけあって機械で作ったシャリ玉にネタを載せるスタイルなのです。
見た目と味はけして良いとは言えませんが、人手不足の売り手市場のさなか職人が要らないオペレーションは大事ですよね。
メグちゃんの獺祭がきました。お酒初心者のくせに獺祭を選ぶなんてナイスセレクト。芳醇でフルーティな吟醸香で香りだけでお寿司が食えそうです。
これはアジの骨煎餅。これが家族に好評でした。骨が口に刺さることもなく、サクサクといい感じの塩味でお酒が進みます。スシローのアジで出た骨を使っているという噂です。
イカスミ黒キムチ。濃厚なイカスミの味がするのかと思いきや、これは完全に普通のキムチですね。イカスミの風味も特に感じられませんので、個人的にはこれは微妙でした。
特玉(特上寿司)と上玉(上寿司)です。依然と乗せる寿司のようですが、分厚く高級なネタが並んでいて、スシローっぽさ(安っぽさ)は感じられません。1つ1つが気持ち大きいかもです。
並玉(並寿司)と小玉(小寿司?)です。このグレードまで落とすと急にスシローっぽさが出てきます。っていうかもはやスシローです笑。
寿司は全て赤酢でどれも美味しいです。お酒がすこぶる進みます。
サイドメニューのフライドポテトはいつもどおりの美味しさ。
鶏の唐揚げはコロコロとした衣で私はあまり好きではありませんが、子供達には喜ばれそうです。
松前漬けは嫁の好物なのですが、これはわさびが効きすぎでした。無理して食べてお腹が痛くなっちゃったので、みなさまは無理して食べないようにご注意を。
これは杉玉ポテトフライ。酒蔵の軒先にぶら下げる杉玉に模したこの店の名物です。ときに本物の杉玉も店の軒先にありますので一度行ってみてください。
中に半熟の黄身が入っていて崩して食べるスタイルです。非常に手の込んだ料理ですが、微妙な味付けだったので個人的には微妙でした。
うん、酒が無くなったので追加で頼みましょう。
- 杉玉(熱燗)1合
- ジンジャエール
- リンゴジュース
やはり魚介類にはビールより日本酒が合いますよね。今年の夏はクソ暑かったですが、今日になって急に冷えてきたので熱燗にしました。
天ぷら盛り合わせです。やはりスシローっぽさを感じる仕上がりですが、これはこれで美味しいです。
巻き寿司ですが、写真を撮る前に食べられてしまいました笑。
全体的にこんな感じです。少し頼みすぎましたが寿司居酒屋を満喫できました。来年はケイちゃんが20歳になるのでみんなでお酒を飲むのが今から楽しみです。
といった感じで行ってまいりました。
会計は4人でそこそこ食べて合計14,497円でした。369円と言っても税込は406円になので頼みすぎるとこれくらいの金額になります。安居酒屋のつもりで頼んだら思ったより高くついた感が出る店かなと思います。株主としてはそのほうが好都合ですが、個人的には二度目は無いかなという感じです。
居酒屋なので騒々しい大人もいるので、子供も家族もいけるコンセプトは難しいのかなと感じましたし、この価格帯になるとやや敷居が高いのでスシローで酒を飲んだほうが気軽で楽しかったかなと思います。
スシローは(そこそこ)美味しいお寿司をお値打ち価格で腹一杯がコンセプト。徹底した省力化が高原価率を支えている格好なので、杉玉業態はいまいちピントが合わない感じがしました。
あと上から吊っているテーブルを照らす照明の位置が偏っていて、テーブルの半分が暗くてお料理の見栄えが悪くなっていました。色々考えると杉玉は改善点は多そうです。
とはいえ店内は混雑していましたし、参考までに当日予約が出来るか確認したところ、全て埋まっていたので、繁盛はしてるようです。株主としては儲かっているのなら結構。秋のキャンペーン(秋刀魚や舞茸)もやってましたし、スシローと同じで企画はしっかり練っているようです。
個人的には省力化と利便性でもう一つでしたが今後に期待したいところです。スシロー株、海外売上が好調で、かなり割安水準になってきたので、しばらく持ってみようかなと思います。
といった感じで今回の記事は以上になります。ご覧くださりありがとうございました。
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