こうじパパ
ところで、君たちが学校に行っているのは、色んな勉強や経験をして、自立できるようになるためなんだ。
ケイちゃん
自立ってなに?
こうじパパ
簡単にいうと、自分一人の力で生活していくことかな。
ケイちゃん
ふーん。自立しないといけないの?
メグちゃん
え、ケイちゃんずっと子供のままでいいの?
こうじパパ
そう言われると厳しいな。お父さんとお母さんが君たちをこの家に住ませて、食べさせていく義務は、君たちが大人になるまでなんだ。
こうじパパ
でも、カワイイ君たちのためなら、そんな義務なんて関係ないし、ずっと一緒に暮らしてもいいと思ってるんだよ。
ケイちゃん
うーん。
メグちゃん
それはちょっとマズくない?
こうじパパ
そうなんだ。お父さんやお母さんが歳をとって働けなくなったら、君たちを食べさせてあげることもできなくなるからね。子供は大きくなると自立するのが普通だし、親としても子供が立派に成長する姿をみたいからね。
ケイちゃん
そっか
メグちゃん
そうだよね
ケイちゃん
絶対働かなくちゃいけないの?
こうじパパ
周りをみてごらん。この家、じゅうたん、窓、ドア、ガスコンロ、扉、トイレ、洗面所、お風呂、お皿、おはし、スプーン、フォーク、お布団、近くのスーパー、駅、学校、道路、食べ物、君たちのNINTENDO 3DSもそう。すべて誰かが働いた成果でできているんだよ。
メグちゃん
誰も働かなかったら原始時代以下だね。
こうじパパ
そういうこと。今君たちがやってる勉強は、将来きっと誰かの役にもたつはずだから。がんばろうね。
メグちゃん
はいはい
ケイちゃん
はいはい
こうじパパ
ハイは一回。