なんで勉強するの – 資格を知ろう

こうじパパ
こうじパパ

資格の話だったね。

ケイちゃん
ケイちゃん

運転免許とか高校卒業(高卒)とかの話だったけど。

こうじパパ
こうじパパ

君たちも資格をもってるでしょ。

ケイちゃん
ケイちゃん

僕は何も持ってないけど。

こうじパパ
こうじパパ

そろばん塾行ってるでしょ。何級?

ケイちゃん
ケイちゃん

6級の試験は通ったけど。

メグちゃん
メグちゃん

私は3級もってる。

こうじパパ
こうじパパ

もってるじゃん。そろばんも資格だよ。3級なら正式名称は「日本商工会議所珠算能力検定3級

ケイちゃん
ケイちゃん

へぇ~

メグちゃん
メグちゃん

そういえば、3級から履歴書に書けるとか聞いたことある。

こうじパパ
こうじパパ

そう。会社で働きたいとき、履歴書という紙を出すんだけど。

 

こんなやつ。

 

ケイちゃん
ケイちゃん

りれきしょ?

メグちゃん
メグちゃん

名前とか、住所を書くの?

こうじパパ
こうじパパ

名前と住所だけじゃなく、写真も張るし、君たちがどこの小中高校を卒業したのかも書くし、ここにそろばんなどの持っている資格を書くんだよ。

ケイちゃん
ケイちゃん

へぇ~

メグちゃん
メグちゃん

へぇ~

こうじパパ
こうじパパ

私はこういうものですという書類なんだ。会社もどこの馬の骨だかわからない人を雇うわけにはいかないだろう。

メグちゃん
メグちゃん
その書類を見せて自分のことを知ってもらうのね
ケイちゃん
ケイちゃん
で、結局資格って何の役にたつの?

 

こうじパパ
こうじパパ

ごめんごめん、ところでそろばんの級は勉強しないと取れないし、テストを受けて合格したから貰えたんだよね?

メグちゃん
メグちゃん

そうだね。

 

こうじパパ
こうじパパ
その資格が、あなたにはそろばんの能力がありますよ、ということを証明してくれます。
ケイちゃん
ケイちゃん
能力?
メグちゃん
メグちゃん
証明?
こうじパパ
こうじパパ

例えば、めぐちゃんが塾にも通わず、試験も受けずに、自分の力だけで勉強してプロ並みの実力を持ったと考えてみて。

メグちゃん
メグちゃん

ありえないけど、家で勉強したとしてね。

こうじパパ
こうじパパ

で、メグちゃんが会社の面接に行くとする。

 

メグちゃん面接会場にて

 

ケイちゃん
面接官A

ん。メグさんね。どうぞおかけください。

メグちゃん
メグちゃん

よろしくお願いします!

ケイちゃん
面接官A

君は資格の欄に何も書いていないけど、何の特技も無いのかね?

メグちゃん
メグちゃん

実は私、そろばんがめっちゃくちゃ得意なんです。

ケイちゃん
面接官A

ホントに?じゃあ、やって見せて。

メグちゃん
メグちゃん

ぱちぱちぱちぱち・・・。凄いでしょ?

ケイちゃん
面接官A

凄い!それだけできたら大したもんだ!君、採用!

 

メグちゃん
メグちゃん

やったあ!

こうじパパ
こうじパパ

ってことは、ほとんど無い。

メグちゃん
メグちゃん

なんでぇ!

こうじパパ
こうじパパ

もし面接に500人来たらこのやりとりを500回繰り返すことになるけど、そんな面倒なことできると思う?

ケイちゃん
ケイちゃん

そりゃ無理だね

こうじパパ
こうじパパ

しかもそろばんを知らない人ならどれだけ凄いかわからない。

メグちゃん
メグちゃん

私も1級と2級の区別はわからないかも

こうじパパ
こうじパパ

だから履歴書の資格を書くところに何も書かれてなければ、何もないと判断されるのが普通です。

メグちゃん
メグちゃん

能力があるのに、気の毒だね

こうじパパ
こうじパパ

でも資格の欄に書いてあると・・

ケイちゃん
面接官

凄い!君は若いのにそろばん1級を持っているのか。パッと計算できる子は助かるよ。君、採用!

 

こうじパパ
こうじパパ

こうなる。

メグちゃん
メグちゃん

なんでやねん、なんでそうなるねん

 

こうじパパ
こうじパパ

それがこちらです。

 

これは、メグちゃんの賞状です。

こうじパパ
こうじパパ

見てみて。日本商工会議所って書いてあるでしょ。そこの試験にメグちゃんが合格したことを証明している。

商工会議所珠算能力検定試験において頭書の級に合格したことを証する

 

メグちゃん
メグちゃん

ホントだ。珠算能力検定試験合格って書いてあるね。

こうじパパ
こうじパパ

すなわち、メグちゃんにそろばんの知識と技能があることを日本商工会議所が認めているということ。

メグちゃん
メグちゃん

だから面接官の人は信用してくれるんだね。

ケイちゃん
ケイちゃん

やるな商工会議所。

メグちゃん
メグちゃん

でもそんな簡単でいいの?

こうじパパ
こうじパパ

だって、君たち試験受けて合格したじゃん。

メグちゃん
メグちゃん

確かに。

こうじパパ
こうじパパ

そうやって資格というものが、君達に能力があることを証明してくれるんだ。

ケイちゃん
ケイちゃん

なるほど。

メグちゃん
メグちゃん

資格取っておいたほうが良いね。

こうじパパ
こうじパパ

でも誰も知らない資格はダメだよ。

ケイちゃん
ケイちゃん

うんこ漢字検定1級とか?

メグちゃん
メグちゃん

あるか!そんなもん。

こうじパパ
こうじパパ

ま、そういうことだね。会社が求めている能力じゃないとダメ。前回話した看護の仕事に必要な資格は看護師や介護福祉士なので、そろばんの資格を持ってても時給は変わらないし、そろばんも6級程度では能力とは言えない。

ケイちゃん
ケイちゃん

なるほどね。

こうじパパ
こうじパパ

世の中にはいろんな資格があるから、見てみると良い。小中学生にオススメなのは、英検や漢検だろうな。パソコン系ならP検やITパスポートもいいな。

メグちゃん
メグちゃん

調べてみよう。

ケイちゃん
ケイちゃん

面白そう。

こうじパパ
こうじパパ

あと運転免許も資格だからね。これは取れるのは18歳から。

メグちゃん
メグちゃん

大人になったら取りたいね。

ケイちゃん
ケイちゃん

そうしよう。

こうじパパ
こうじパパ

話がややこしかったかもしれないけど、資格というものがあるとだけ覚えておいてください。じきに興味を持つでしょう。

資格のガイドブックも売っていますので興味があれば買ってみましょう。

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