なんで勉強するの – お父さんの後悔

こうじパパ
こうじパパ

ところでさ、お父さん今なんの仕事をしてるか知ってる?

メグちゃん
メグちゃん

プログラマーでしょ。そのせいで広島から東京に来ることになったんだから。

こうじパパ
こうじパパ

そうだね。ごめんね。迷惑をかけて。

ケイちゃん
ケイちゃん

ところでなんで東京なの?

こうじパパ
こうじパパ

会社にはいろんな仕事があって、たくさんの人がいるんだけど、そのパソコンの仕事をする部隊は東京にしか無かったんだ。

ケイちゃん
ケイちゃん

そうなんだ。さすが東京だね。

メグちゃん
メグちゃん

それまでは営業だったんだよね。お客さんところに行って、物を売るセールスマン。

 

こうじパパ
こうじパパ

そんな感じだ。で、そこからパソコン関係をしたくて会社にお願いしたんだ。

メグちゃん
メグちゃん

ふーん。なんでパソコンをしたくなったの?

こうじパパ
こうじパパ

大学のときにパソコンの授業を受けたとき凄い面白くてさ、そのときは結構勉強したんだ。今はどの会社もみんなパソコンを使って仕事をするんだけど、もっと詳しく知りたいと思ったんだ。

ケイちゃん
ケイちゃん

それで専門の東京に行ったんだ。

メグちゃん
メグちゃん

お仕事の中身は違うの?

こうじパパ
こうじパパ

まったく違うね。

ケイちゃん
ケイちゃん

それじゃ大変じゃない?

こうじパパ
こうじパパ

それでね。東京に来たら、ドンと教科書を10冊ほど机の上に置かれて、「今日からお前はプログラマー、この本で勉強しろ」と言われたんだ。

これがそう。実物。

 

ケイちゃん
ケイちゃん

凄いね。

メグちゃん
メグちゃん

なぜオロナイン。

こうじパパ
こうじパパ

大変だったよ。でも面白くてね。勉強が楽しいと感じたのは初めてだったよ。数カ月かかったけど全部終わらせて、自分でプログラムを作れるようになったんだ。嬉しかったね。

メグちゃん
メグちゃん

全部やったの?すごい!

こうじパパ
こうじパパ

同じプログラマーの仕事をしている人は、お父さん以外にもう2人いて、その人達はもっともっと凄いんだ。

メグちゃん
メグちゃん

へぇ~

ケイちゃん
ケイちゃん

へぇ~

こうじパパ
こうじパパ

ドラゴンボールで言うと、お父さんがラディッツで、その二人がナッパべジータってところだな。

メグちゃん
メグちゃん

ドラゴンボール好きだなぁ

ケイちゃん
ケイちゃん

ラディッツだったら素質ゼロだね

こうじパパ
こうじパパ

お父さんは30歳すぎから始めたけど、その2人は20歳頃からその仕事をしてるんだ。だからだいぶ差が空いているんだ。

メグちゃん
メグちゃん

約10年だね。

ケイちゃん
ケイちゃん

それだけその2人の方が先を行ってるわけね。

こうじパパ
こうじパパ

それだけじゃない。そのうちの一人は、子供のころ自分でゲームを作って遊んでたっていうんだ。すごいよね。

メグちゃん
メグちゃん

凄い!お父さんが星のカービィで遊んでいたときに、そのカービィを作ってたってこと?

ケイちゃん
ケイちゃん

まさにエリート戦士だね。

こうじパパ
こうじパパ

そこまで凄いゲームじゃないと思うけど、凄いよね。だからお父さんも追いつくことはできなくても、役に立ちたくて必死にがんばったんだ。

メグちゃん
メグちゃん

ふーん

ケイちゃん
ケイちゃん

ラディッツじゃどうやっても勝てないと思うけど

こうじパパ
こうじパパ

勉強は山ほどやったよ。資格も10個以上取った。参考書もさっきの以外に20冊くらいやった。お父さん今でも勉強してるでしょ。

ケイちゃん
ケイちゃん

もう趣味だね。毎週図書館だもんね。

こうじパパ
こうじパパ

ことわざで、「好きこそものの上手なれ」ってのがあるけど、楽しいと勉強はスイスイ進むんだ

メグちゃん
メグちゃん

へぇ~。

こうじパパ
こうじパパ

その時思ったんだ。

こうじパパ
こうじパパ

なんで中学や高校のときは勉強が楽しくなかったんだろってね。

ケイちゃん
ケイちゃん

ゲームのしすぎじゃない。

メグちゃん
メグちゃん

お前が言うな。

こうじパパ
こうじパパ

夢が無かったというと言い過ぎだけど、少なくともなんでこの勉強をやっているのかが解らなかった

メグちゃん
メグちゃん

そういえば、私たちもなんで勉強してるのか解らないね。

ケイちゃん
ケイちゃん

学校に行って勉強するものだと思ってるけど。

こうじパパ
こうじパパ

どうすれば勉強が楽しくなると思う?

メグちゃん
メグちゃん

うーん。問題が解けたとき?

こうじパパ
こうじパパ

お父さんも解らない。ただお父さんの場合は、コンピュータが好きなのもあるけど、仕事に必要だったから勉強をしたんだ。必要だから、習得できたときすぐ役にたったんだよね。役立つと解ったとき勉強はスイスイ進む

メグちゃん
メグちゃん

必要勉強役立つ楽しい。こういうことかな。

こうじパパ
こうじパパ

まさしくそうだね。君たちはその必要を良く知ることが大事だと思うんだ。だからこういう話をしているんだ。

ケイちゃん
ケイちゃん

なるほどね。

こうじパパ
こうじパパ

あと、お父さんは今すごく後悔してる。なんでこの仕事を20歳の頃から始めなかったのかと。

メグちゃん
メグちゃん

出会いが無かったとか

こうじパパ
こうじパパ

それもある。でもお父さんはゲーム馬鹿だったから、世間を知らなさすぎたんだ。プログラマーというお仕事があることすら知らなかった

ケイちゃん
ケイちゃん

それはある意味自業自得だけど、少し気の毒だね。

こうじパパ
こうじパパ

ま、それも人生だ。世の中にはたくさんの仕事があって、それも選べる・選べないがあるけど、そもそも知らないとダメだからね。

ケイちゃん
ケイちゃん

そうだね。

メグちゃん
メグちゃん

がんばらなきゃね

お仕事について 次ページへ

前ページへ 周りを見てみよう

最初のページ

タイトルとURLをコピーしました